act22-15 ページ8
サダメさんは私の肩に手を置いて告げた
「私が・・・」
サダメ「ええ、先代に対抗するには、同じ姫である貴女の存在が不可欠よ」
「でも・・・私、サダメさん達みたいに強い能力なんて持ってないし、いつもNEWSに助けられてばっかりで・・・」
サダメ「・・・貴女には、誰にも負けないものがあるわよ」
「え・・・」
サダメ「相手を思いやり、信じる強さ、貴女は大切な人のために、いつだって一生懸命じゃない」
そう言って微笑むサダメさんに、今までの様な冷徹さはどこにもない
サダメ「貴女は危険と知りながらも、玄武を救うために私に付いてきた、それに、青龍や白虎を守るために、私や四凶、地鬼の前に立ち塞がった、墜落した朱雀を追って、貴女は迷いなく崖から飛び降りた」
後先考えない無闇な行動ではあったけど、確かに私は彼らのために、いつの間にか体が動いていた
サダメ「貴女のそんな行動を引き出すために、何度も貴女を試すようなことをして悪かったわ」
「やっぱり・・・サダメさんは私を始末するつもりはなかったんですね」
サダメ「あら、気付いていたの？」
「チャンスはいくらでもあったのに、いつも止めを刺さずに引いてしまうからおかしいとは思っていました」
サダメ「それもそうね」
「私を地界に連れて来たのも・・・、地界の人達の現状を私に伝えるためですよね？」
サダメ「・・・そうよ、Aは彼らを見て、何を思ったかしら？」
「皆さんを・・・助けたいです、だから私は・・・戦いを終わらせます！」
サダメ「・・・やっぱり貴女を信じて良かったわ、A」
笑みが消え、またも真剣な眼差しを私に向けるサダメさん
サダメ「私は地界を救いたい、だけど私一人ではどうにも出来ない、A、お願い・・・、力を貸して！」
それがサダメさんの想い
人間界に戻り、地鬼として消えながらも、ずっと地界を・・・地界の人達を心配していたんだ・・・
「勿論です、サダメさん」
サダメ「ありがとう、目立った行動は出来ないけど、私なりに出来ることをするわ、お互い頑張りましょう」
「はい！」
サダメさんは少し距離を取り、じゃあね、と言って手を振りながら黒い靄に包まれて消えた
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天照(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！こんなに長い小説を全て・・・、光栄な限りです。今後とも楽しんでいただけるよう頑張ります。カオスの極みの小説ですが、これからも応援よろしくお願いします。 (2018年8月27日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - はじめまして！今日このお話を最初から全部見てきました！ずっと読んでいられるくらい物語に引き込まれました！これからのお話も楽しみにしています。 (2018年8月27日 16時) (レス) id: 18bedae0a2 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しみにしていただき、この上なく光栄です。いつも感想をいただき、心から感謝感激です。これからも頑張ります。 (2018年8月17日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 移行おめでとうございます！めっちゃ楽しみでした！これからもfightです！ (2018年8月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年8月16日 18時
