act23-16 ページ37
先代さんが消えた直後、目の前の柱が破裂するように砕けた
瓦礫が辺りに飛び散る
増田「くっ！」
私の前にいた貴久は、振り返って私に覆い被さった
こちらに飛んできた瓦礫は、けれど私達に届くことはなかった
私と貴久が顔を上げると、ドーム状の水の盾が私達を守っている
増田「小山・・・、ありがとう、助かった」
小山「二人とも、怪我はない？」
「大丈夫、でも、街が・・・」
手越「・・・先代は本気で・・・、天界を潰すつもりなんだ・・・」
加藤「どうする？他の街が破壊されるのも時間の問題だぞ」
「地界に行くことが出来れば、先代さんのところに向かえるかも・・・」
増田「確かにそうだけど、あれ以来地界への道は通じていない」
「・・・あの時はどうして、地界への道が通じたの？」
小山「分からない、もしかしたら、サダメが来たのが何かしらのきっかけになったのかも」
分からなくもない
NEWSが地界に来れるよう、サダメさんが地界への門を開いたのかも・・・
・・・そうだ、サダメさんのこと、皆にも伝えないと
「・・・皆、聞いてほしいことがあるの」
手越「何？」
「サダメさんのこと・・・」
以前サダメさんから聞いた話を、4人に伝えた
「サダメさんは・・・地界が大好きだから、地界の人達を助けたいって思ってるの・・・」
増田「地界の人達を利用する先代を、止めたかったんだな」
小山「じゃあ、サダメに会えばまた地界に行けるんじゃ・・・」
加藤「まずどうやってサダメに会うんだよ？」
「サダメさんも目立った行動は出来ないって言ってたし、先代さんも本格的に動き出したから、厳しいかも・・・」
小山「うう・・・、そっか・・・」
手越「・・・一度宮殿に戻ろう、ここで考えていても答えは出ない気がする」
増田「・・・だな」
瓦礫の散らばった足場を慎重に進み、私達は宮殿に向かった
宮殿に戻り、街でのことを、キセキさんやティア、時雨さんに説明する
そして皆で、地界へ行く方法を探すこととなった
先代さんは能力を使い過ぎると負担がかかるって言ってたから、あれ程広範囲を破壊した後ならしばらく襲ってくることはないはず
一刻も早く、先代さんを止めないと！
そんな強い思いとは裏腹に、地界へ行く手段は見つからない
それでも誰一人、諦めることはなかった
act23 end
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天照(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！こんなに長い小説を全て・・・、光栄な限りです。今後とも楽しんでいただけるよう頑張ります。カオスの極みの小説ですが、これからも応援よろしくお願いします。 (2018年8月27日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - はじめまして！今日このお話を最初から全部見てきました！ずっと読んでいられるくらい物語に引き込まれました！これからのお話も楽しみにしています。 (2018年8月27日 16時) (レス) id: 18bedae0a2 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しみにしていただき、この上なく光栄です。いつも感想をいただき、心から感謝感激です。これからも頑張ります。 (2018年8月17日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 移行おめでとうございます！めっちゃ楽しみでした！これからもfightです！ (2018年8月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年8月16日 18時
