act23-7 2 ページ23
地鬼は口元に黒い光を集め、こちらに向けて放ってきた
慶一郎は槌を前に突き出し、水の盾を出現させる
光線が盾にぶつかり、激しい音と水飛沫が辺りに広がった
小山「・・・っ！なんて・・・威力だ・・・！」
光線が、徐々に盾を突き抜けてくる
小山「くっ・・・、駄目だ・・・！」
慶一郎は咄嗟に隣にいた私を押すようにしてその場を飛び退いた
同時に、光線が盾を打ち破った
慶一郎が守ってくれたおかげで、私は光線に当たらずに済んだ
だけど・・・
「慶一郎！」
小山「ごめん、防げなかった・・・」
避けきれず、慶一郎の背中と足に光線がかすっていた
直撃ではないにもかかわらず、攻撃を受けた場所は赤く染まっていた
地鬼の背中に風と雷が、前からは炎が命中する
地鬼は少しよろめいただけで、大きなダメージを受けたようには見えない
向きを変え、今度は祐也の方に向かっていく
祐也は竜巻を自分を中心に発生させ、迫ってくる地鬼の足を止めた
地鬼は何とか竜巻を突っ切ろうとしているが、風の勢いが強く前に進めない
その隙に、シゲアキは上空から矢を放ち、地鬼の背中に当てる
矢から炎が発生し、地鬼の体を包む
地鬼の顔が、目が、シゲアキの方を向く
岩の剣を突き付けると、物凄いスピードでシゲアキに向かって剣が伸びた
シゲアキは紙一重でそれを回避する
加藤「・・・・・！？」
巨大な腕の形をした岩が、シゲアキの体を鷲掴みにしていた
剣の形が変化した岩の腕は、シゲアキを思い切り地面に叩き付けた
加藤「が・・・は・・・ッ！」
口から赤銀が零れる
岩の腕はシゲアキを持ち上げ、再度彼を地面にぶつける
傷ついたシゲアキの体を、地鬼は地面に叩き付けるようにして放り投げた
「シゲアキ！」
咄嗟にシゲアキの元に向かい、彼を支えた
咳き込み、息も絶え絶えのシゲアキは、動くことさえ辛そうだった
4人とも、ただでさえ連戦で消耗してるのに、こんなに強い地鬼が現れるなんて・・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NEWS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天照(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！こんなに長い小説を全て・・・、光栄な限りです。今後とも楽しんでいただけるよう頑張ります。カオスの極みの小説ですが、これからも応援よろしくお願いします。 (2018年8月27日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - はじめまして！今日このお話を最初から全部見てきました！ずっと読んでいられるくらい物語に引き込まれました！これからのお話も楽しみにしています。 (2018年8月27日 16時) (レス) id: 18bedae0a2 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しみにしていただき、この上なく光栄です。いつも感想をいただき、心から感謝感激です。これからも頑張ります。 (2018年8月17日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 移行おめでとうございます！めっちゃ楽しみでした！これからもfightです！ (2018年8月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天照 | 作成日時：2018年8月16日 18時
