act23-6 2 ページ21
増田「がっ・・・」
貴久の背中に、何かが突き刺さっていた
そこを中心に、赤が広がる
地鬼の攻撃を、貴久は確かに避けた
だけど、それで終わりではなかった
地鬼の持っていた岩の剣は形を変え、鎌の様に途中で歪曲している
予測も回避も出来る訳がなく、貴久は地鬼の攻撃を受けていた
地面に倒れた拍子に、背中に刺さっていた岩の剣が抜ける
追撃しようと別の腕の岩を振り上げた地鬼に、突風が激突する
手越「まっすー！」
「祐也！行っちゃ駄目！」
手越「！？」
警告するけど、間に合わない
いや、そもそも警告する時間なんてなかった
地鬼は真っ直ぐ祐也を見据えていた
口が開き、溜まっていた黒い光が彼目掛けて放たれる
手越「うああああー！！！」
光線を受けた祐也の体が吹き飛び、地面を転がる
増田「手越・・・！」
起き上がろうとした貴久を、地鬼は前足で地面に押さえつけた
貴久は電撃を当てるが、地鬼は微動だにせず貴久から離れない
身動きの取れない貴久に、地鬼は岩の剣を突き付けた
「止めてええぇぇぇ―――――！！！」
私の叫びに反応し、地鬼はこちらに視線を向けた
増田「A・・・！」
地鬼は貴久から離れ、こちらに近づいてくる
地鬼から目を離さず、後退りする
手越「Aッ！」
地に伏した状態で、祐也と貴久は能力を地鬼にぶつけた
けれど地鬼は動じず、足を止めない
私は地鬼に背を向け、急いでその場を離れようとした
地鬼が腕を振り上げたことに、気付くことが出来なかった
手越「危ない！」
足を止めず、後ろを向き地鬼の姿を見る
地鬼は持っていた岩の剣を、私に向けて放っていた
逃げられないと直感的に理解したのか、私の足は止まっていた
迫っていた岩の剣が、水の盾にぶつかる
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天照(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！こんなに長い小説を全て・・・、光栄な限りです。今後とも楽しんでいただけるよう頑張ります。カオスの極みの小説ですが、これからも応援よろしくお願いします。 (2018年8月27日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - はじめまして！今日このお話を最初から全部見てきました！ずっと読んでいられるくらい物語に引き込まれました！これからのお話も楽しみにしています。 (2018年8月27日 16時) (レス) id: 18bedae0a2 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しみにしていただき、この上なく光栄です。いつも感想をいただき、心から感謝感激です。これからも頑張ります。 (2018年8月17日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 移行おめでとうございます！めっちゃ楽しみでした！これからもfightです！ (2018年8月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年8月16日 18時
