4人は神様！？ 9

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宮殿の門まで来ると、荒れた息を整えた



「ティア！来て！」


門の前で叫ぶけど、ティアは現れない


いつもならすぐに姿を現すのに・・・


出かけてるのかな・・・？



確か今宮殿にはNEWSの4人が待機していたはず


何もないなら、それに越したことはない


・・・というより、あってほしくない



私は宮殿内に入り、皆の部屋に向かった



「祐也！いる！？」


祐也の部屋の扉を叩くけど、返事がない


同じように、貴久、慶一郎、シゲアキの部屋を順に回ったが、誰も部屋にはいなかった


「・・・広間だ・・・！」


皆が集まる場所は、そこしかない



広間に駆けつけ、扉を開く









先代「よう、A、丁度お前を呼びに行こうと思ってたんだ」









目の前の光景に、私は唖然とした





「・・・え・・・」



四凶の4人と、彼らに取り押さえられたNEWSの4人、そして・・・








「・・・先代・・・さん？」



そんな中で悠然と佇み、私を眺めている先代さんがいた




加藤「Aっ・・・！」

小山「来ちゃ駄目だ！逃げて！」



頭が混乱して、上手く働かない


どうして四凶がここに・・・？


それに・・・


「先代さん・・・、何が・・・あったんですか・・・？」

先代「お前を待ってたんだよ、A」


先代さんはゆっくりと私に歩み寄ってきた


手越「止めろ！先代！Aに手を出すな！！」


皆の言っていることが理解出来ない


「先代さん・・・？」


今まで見たことがない、先代さんの冷酷な笑み


・・・怖い・・・



私は無意識のうちに後退りし、先代さんから離れていた




刹那、先代さんが伸ばした手が、私の首を掴んだ


「・・・っ・・・ぁ・・・・」


逃れようとするけど、その手の力は強く、私の力では敵わなかった




先代さん・・・、どうして・・・？





苦しむ私を見つめるその表情は、残酷なほど楽しそうだった

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