4人は神様！？ 8

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気が付くと私は、慶一郎に抱きしめられていた


私は勿論驚いているし、他の3人も唖然としている



小山「A・・・、本当に・・・無事で良かった・・・」

「ありがとう、慶一郎も・・・無事だったんだね」

小山「ごめんな・・・、俺のせいで・・・危険な目に遭わせて・・・」

「慶一郎のせいじゃないよ・・・」

小山「だって・・・、俺のせいでAが連れていかれたから・・・」

「違うよ、私が自分で決めたんだよ、慶一郎は最後まで私を止めようとしてくれたじゃん、私の方こそ・・・ごめんね」


慶一郎は首を横に振った


彼は私と話している間、ずっと俯いている


責任・・・感じてたのかな・・・？


慶一郎は何も悪くないのに・・・


手越「慶ちゃん、何度も謝ってたんだ、自分のせいだって・・・」

増田「Aを探してる時も全然落ち着きがなかったからな」

加藤「だけど・・・Aが無事で本当に良かった、凄く心配したし、お前がいない間、生きた心地がしなかった・・・」

「心配かけてごめんね・・・、本当に嬉しかったよ・・・」


申し訳なさは勿論あったけど、それ以上に嬉しかった


皆が心配してくれたこと、それほど必死になって探してくれたこと


そして・・・助けに来てくれたこと




「慶一郎、自分を責めないで、信じてたよ・・・、助けに来てくれるって」

小山「A・・・」

「ありがとう、私は大丈夫だから、ね？」

小山「・・・うん、ありがとう」


私からも慶一郎の背中に手を回した



小山「もう二度と、危険な目には遭わせない、絶対に・・・Aを守るから」


その思いを表すように、抱きしめる力が強くなる


そして彼の言葉に、3人も頷いた








ありがとう、皆




皆に伝えないといけないことはあるけど、今は・・・宮殿に帰ろう






私達は宮殿に向かい、足を進めた

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