act18-4 ページ29
地界を歩き回っている間に、いろんな人に声をかけられた
誰も私を警戒も敵視もしていない
そろそろ、宮殿に戻った方がいいかな・・・
少年1「・・・誰？」
その声に振り返ると、柱の陰から男の子がこちらを見ていた
「えっと・・・、天界の姫・・・かな？」
少年1「・・・天界の？」
男の子は急に敵意をむき出しにして、近くに落ちていた木の棒を拾って構えた
「ま、待って！私は地界の人達に危害を加えるつもりは・・・」
少年2「おい！止めろ！」
男の子を落ち着かせようとした時、どこからか子供達が飛び出し、男の子を抑えた
少女1「この人は、悪い人じゃないよ」
少年3「街の人達と話してる時、皆笑ってたじゃん！」
少女2「この人なら・・・、もしかすると・・・」
少年1「・・・・・」
子供達はそれぞれを見渡し、何かを決心したように頷いた
私に声をかけてきた男の子が、棒を捨てて歩み寄ってきた
少年1「・・・ごめんなさい」
「気にしないで、地界と天界は戦ってるから、無理もないよ」
少年1「・・・・・」
私の言葉に、彼だけでなく、他の子供達も暗い顔をした
何か・・・悪いことを言っちゃったかな・・・？
「あ、えっと・・・、ごめんね、戦うなんて、考えたくないよね」
そもそもこの子達は、二つの世界が戦ってることを知ってるのかな？
天界に襲撃に来るのは四凶や地鬼だけだし、天界から地界に攻めることはない
だとしたら・・・、この子達を巻き込んではいけない
少年1「・・・天界の姫様」
私が一人考え事をしていると、男の子が私の顔を見上げていた
屈んで、彼の視線に合わせる
「何？」
少年1「天界にとって・・・、地界は敵かもしれない・・・、でも・・・！」
男の子は下を向き、肩を震わせた
顔を覗き込もうとした瞬間、男の子は勢いよく顔を上げた
少年1「お願い！お父さん達を助けて！」
まるで心からの叫びであるように、震える声で、しかし必死に声を上げた
私も彼の言葉の意味が知りたい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかんタルト - 天照さん» 本当にこちらこそです！！ 近々移行ですか！！ ええ！勿論応援させてもらいます！！！更新頑張ってください！！ 長文失礼しました！ (2018年6月10日 17時) (
レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - みいなさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！みいな様の想い、しっかりと伝わりました。楽しみに待っていて下さる方がいることが、執筆の何よりの活力です。これからもがんばります。 (2018年6月9日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - みかんタルトさん» いつもありがとうございます！いえいえ、冗談などではございません。本当に感謝しています。お話も多くなり近々移行するかと思いますが、これからも変わらず応援していただけると光栄です。 (2018年6月9日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
みいな(プロフ) - 幻想戦歌の初期からずっと天照さんの作品を読ませて頂いてます。いつも更新を楽しみにしているので続けてくださると聞いてとても嬉しいです。無理なさらない程度に頑張ってください。拙い言葉ですが想いが届けられたなら喜ばしい限りです。私も4人のNEWSが大好きです！ (2018年6月8日 21時) (レス) id: 03621b9fda (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - 天照さん» いえいえ！ わ、私の語彙力の低い感想が天照さんの元気や執筆の活力を･･･そ、そんなご冗談を！ こちらこそ今後ともよろしくお願いします！！ P.S.また何かありましたら言ってください！遅れるかもしれませんが、必ずコメントしますから！ (2018年6月8日 20時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天照 | 作成日時：2018年5月24日 6時
