4人は神様！？ 8

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次の日、私は慶一郎と一緒にフリーマーケットの会場となる広場を訪れた



人はいないがもう何点か場所が整理されており、ビニールシートの上に小物の入った段ボールが各所に置かれている



「・・・多分明日か明後日に開催されると思う」

小山「この様子だとそうだな、中止出来そうにもないし・・・」


そもそも地鬼が狙ってくる根拠に乏しいため、簡単に中止してほしいとは言えない


小山「仕方ない、当日この近くに待機しよう」

「そうだね、何もなければいいけど・・・」


ふと、私はあることに悩んだ


「地鬼が襲ってくるかもしれないって・・・、フリーマーケットに来る人に伝えようか？」

小山「うん・・・、あ、いや、止めよう、来たら止めればいいだけの話だし」

「？」


慶一郎が急に意見を変えたのが気になったが、私はそれに賛成した




しばらくして、何人かの方が広場にやってきた


その人達の話によれば、フリーマーケットは明後日らしい





帰り道、私はやっぱり先程のことが気になり、慶一郎に聞くことにした


「ねえ、慶一郎、どうして地鬼のこと、皆に伝えるの止めようと思ったの？」

小山「根拠がないし、どうしてそれが分かるのかって疑念に思われるかもしれなかったから」

「え・・・」

小山「先代が内通者がどうこう言ってただろ？皆まで誰かを疑うことになったら嫌だから・・・」

「そうだね・・・、天界の人達は何も悪くないもんね」

小山「Aだってそうだよ、誰も疑ってなんかいないから、先代の言ったことは気にしないで」

「・・・うん、ありがとう」


実際、先代さんの言葉が心の片隅に残っていた


勿論私は地界と繋がってなんかないけど、先代さんと同じように疑っている人がいるんじゃないかって思ったりもした


だから慶一郎の気持ちが嬉しかったし、凄く安心した









・・・そういえば今日は、今まで感じていた視線を感じないな・・・

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