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act15-5 ページ7

男性の答えは、明らかに異質だった



青龍、白虎、玄武の一族の方は、皆代表であるNEWSを慕っていた


それなのに・・・




「仲間じゃないって・・・、でも、加藤さんは一族の代表ですよね?」

男性「そう、だけどそれだけ」

「それだけ?」

男性「あいつが一族で一番強かったから、代表に選ばれただけだ」

「・・・・・」



男性の言葉から、本当に加藤さんに関心がないのだと伝わってくる


もしかして、この人だけがそう思っていて、他の朱雀さんは加藤さんを慕っているのかも・・・



「失礼ですが・・・、加藤さんが嫌いなんですか?」

男性「嫌いなんてもんじゃない、同じ朱雀だってことが忌々しいくらいだ」

「え・・・」

男性「朱雀の一族は・・・皆そう思っている」




胸が締め付けられる思いだった


同じ朱雀の仲間なのに・・・どうしてそんなこと思っているの・・・?



「加藤さんが・・・皆さんに酷いことをしたんでしょうか・・・?」

男性「あいつは・・・当然のように里に戻ってきた・・・!もうここに・・・あいつの居場所はないのに・・・」

「!?それって・・・」

少年「何?加藤シゲアキって人の話ー?」


バサバサと羽根を羽ばたかせ、小さな男の子が隣に下りてきた


「え?うん、そうだよ・・・」

少年「あの人、余所者なんでしょ?」

男性「・・・ああ、そうだ」

「え!?ま、待って下さい!加藤さんも皆さんと同じ・・・」

男性「同じじゃない!」


怒りの籠った声に、私は言葉を失った


そんな私の服を、男の子が引っ張った


少年「加藤シゲアキに酷いことされたの?」

「違うよ!加藤さんはそんなことしないよ・・・」

少年「でも、皆あいつには関わっちゃ駄目だって言ってる」

「・・・どうして?」

少年「分かんない、きっと悪い人だからだよ」

「悪い人なんかじゃないよ・・・」

少年「でも、あいつは朱雀だけど、仲間じゃないって、皆言ってた」

「・・・・・」

少年「・・・お姉ちゃん?」

男性「彼女は一人で考え事がしたいのだろう、そっとしておけ」


男性は男の子の手を引き、一緒に飛び去った









胸が張り裂けそう・・・


いつしか私は膝をつき、涙を流していた




仲間じゃない


ここに居場所はない


余所者


関わっちゃいけない





どうして同じ種族の人達からそんな風に思われているのかは分からない



だけど・・・加藤さんが可哀想だよ・・・






私は立ち上がると、弱々しい足取りで里を後にした

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天照(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しみにしていただき感謝感激です。頑張る活力をいただきました。 (5月12日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - はじめまして!密かに読ませていただいています^^ 学校から帰って来てからの毎日の楽しみです!これからもすごく楽しみにしています!更新頑張ってください! (5月11日 19時) (レス) id: d9ceb7abc3 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しんでいただき光栄な限りです。心遣い、心より感謝致します。 (5月10日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - はじめまして♪いつも楽しく読んでます、無理せず頑張って下さいね♪ (5月9日 20時) (レス) id: 86260494da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天照 | 作成日時:2018年5月8日 19時

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