4人は神様！？ 7

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私の部屋



洋服についていたリボンを外し、床に置く



私が念じると、それは突然動きだし、誰かに力を加えられることもなく、あっと言う間に蝶結びになった







その一部始終を見ていたNEWSの4人が「ええー！！？」と驚きの声を上げる





手越「何今の！？Aがやったの！？」

「わ、分からない・・・、自覚はないの・・・」

小山「でも、Aが強く祈ったら動いたよね？」

増田「もしかして、Aもキセキみたいに天界に来て能力を覚醒させたんじゃねえの？」

「能力！？私が？」

加藤「どんな能力なんだ？念動力？」

「えっと・・・」



私は蝶結びになったリボンに再び念じる





・・・何も起こらない




今度は両手を翳してみるけど、意味はなかった




「・・・あれ？出来る時と出来ない時があるのかな・・・？」



どれだけ強く念じても、リボンは動かない



「やっぱり気のせいかな？」

手越「気のせいではないと思う、今の見てたら・・・」

増田「発動条件があるのかもな」

「・・・・・」

小山「A？どうしたの？」

「不思議な気分なの、皆みたいな能力を、私が使ったかもしれないって思うと・・・」



私は普通の人間、本来そんな力を持つことはない


とはいえ今まで非現実的なことを体験しているから、受け入れるまで時間はかからないと思う


もっとも、どんな能力かよく分かってないけど・・・



小山「もしかして・・・、キュウキとの戦いで突然力が湧き上がったのって、Aの能力かな？」

増田「え？小山も？俺も以前いきなり力が増したことがあったんだ」

手越「俺も俺も！自分のどこにこんなに力があったんだって程の力を感じた」

加藤「俺も・・・同じだ、やっぱりAが・・・？」

「ちょ、ちょっと待って！それは流石に違うと思う・・・、念動力関係ないし」




四凶との戦いで、4人の力が飛躍的に上昇したことがあった


確かに私は皆が勝つことを強く願ったけど、それと今の蝶結びは関係ないよね・・・




「私はただ・・・皆を信じていただけだよ」

増田「それがきっと、俺達に力をくれたんだよ」

「そうかな・・・？」

手越「何であっても、Aの気持ちは嬉しいよ、ありがとう」


4人の笑顔に、心が温かくなる



「私の方こそ・・・ありがとう」




まだ謎が多くて、微力な能力だけど、皆のために役立てたい




そのためにも、自分の能力のこと、ちゃんと理解していこうと思う

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