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act15-17 2 ページ26

ようやく、地上に戻ってきた


加藤さんは私を下ろすと、一歩前に出た



落下して地面に叩きつけられたトウコツが、ゆっくり立ち上がる



トウコツ「・・・もう許さない、一気に凍らせて、砕く!」



トウコツは両手を前に突き出し、4つの水晶もきらりと光った


直後、雪を伴った物凄い風と冷気がトウコツの掌と水晶から放たれた


吹雪だ


広範囲に放たれた吹雪は、辺りの木々を一気に凍らせていく



加藤「くっ・・・!」


加藤さんが弓を持った手を前に出すと、炎の柱が前から噴き出て、吹雪を遮った



吹雪の威力が一向に落ちない



炎の威力が少しずつ弱くなっていく


加藤さんの息も上がっている





「加藤さん・・・」




大丈夫、信じてる


加藤さんは、絶対に負けない!




加藤「・・・こんな状況でも、信じてくれてるのか?」



加藤さんはちらと私の方に目線を向けていた


私は自信に満ちた表情で、加藤さんを見つめる


「勿論です!」

加藤「・・・サンキュ」


ふっと表情を和らげると、再び前に向き直って集中力を高めた




加藤さんはもう、一人じゃない


もう・・・一人にはさせない!




だからお願い!加藤さんに力を―――――――!!!









炎の熱が、私の方まで届いた


それどころか、凍っていた木々の氷も溶かしていく




炎の柱が、より大きく、より強くなっていた





加藤「力が湧き上がってくる・・・、どうしたんだ、突然・・・」


不思議な現象に戸惑いつつも、加藤さんは炎に意識を集中させていた


炎がトウコツにまで広がる


トウコツ「そんな・・・馬鹿な・・・!満身創痍の朱雀に・・・これほどの力が・・・!」



トウコツの体が、炎に飲み込まれる



トウコツ「ぐ・・・ああああ!!!」



傷つきながらも、トウコツは力づくで炎から脱出した




弓に矢を番え、加藤さんは落ち着いてトウコツの体を射抜いた


黒い砂が少し出たものの、鎖骨の間辺りを射られてもトウコツは倒れない


それでも、先程の炎もあってかなりダメージを受けているようだ




トウコツ「始末・・・失敗、ここは撤退する」


黒い靄に包まれたトウコツの姿が消える






加藤「・・・A」

「何?」


加藤さんは一度言葉を止め、くるりと振り返った



加藤「・・・里に向かう、一緒に来てくれ!」

「!うん!」



私達は朱雀の里に向かって走った

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天照(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しみにしていただき感謝感激です。頑張る活力をいただきました。 (5月12日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - はじめまして!密かに読ませていただいています^^ 学校から帰って来てからの毎日の楽しみです!これからもすごく楽しみにしています!更新頑張ってください! (5月11日 19時) (レス) id: d9ceb7abc3 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しんでいただき光栄な限りです。心遣い、心より感謝致します。 (5月10日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - はじめまして♪いつも楽しく読んでます、無理せず頑張って下さいね♪ (5月9日 20時) (レス) id: 86260494da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天照 | 作成日時:2018年5月8日 19時

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