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「一人では無理でも・・・皆さんの力が集まれば・・・、波を押し返すことが出来るかもしれません!」
男性1「ですが・・・、波はあまりにも強大です、ここにいる全員の力を集めても、押し返せるかどうか・・・」
「やってみなければ分かりません!何もしなければ・・・小山さんは助かりません!」
小山さんの名前に反応したのか、玄武さん達はしんと静まり返った
「私は・・・小山さんを助けたいです、でも、私にはどうすることも出来ません!」
男性2「A様・・・」
「お願いします!皆さんの力を貸して下さい!小山さんを・・・助けて下さい!!」
私は深々と頭を下げた
玄武さん達を信じ、返答を待つ
少年「・・・お姉ちゃん」
「?」
少年「僕でも・・・力になれる・・・?」
「・・・え?」
少年「慶一郎様を助けられるなら・・・僕も戦う!」
男の子は私の手を強く握った
彼の意思の強さが、握った手から、私に向ける眼差しから伝わる
男性1「・・・そうだ、逃げたらあの時と何も変わらない・・・!」
男性2「今度こそ・・・慶一郎様を・・・助けよう!」
男性3「もう慶一郎様を見捨てたりなんかしない!」
男性4「A様、我々も戦います!もう・・・逃げません!」
「皆さん・・・!ありがとうございます!」
男性5「きっと出来るはずです!皆で力を合わせれば・・・里も、慶一郎様も守れます!」
辺りから、力強い声が聞こえる
小さな子供達が私の周りに集まってきた
少女「私達も頑張る!」
「ありがとう、一緒に頑張ろう!皆が頑張れば、絶対に小山さんを助けられるよ!」
どれだけ危険でも無茶でも構わない
そもそも皆それを承知の上で、立ち向かおうとしている
「行きましょう!皆で一緒に・・・小山さんを助けましょう!」
その場にいる玄武さん達全員が、覚悟を決めた強い眼をしている
皆さんの思いが、一つになったんだと分かった
私も強い気持ちを胸に、皆さんと一緒に小山さんの元へ向かった
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天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天照 | 作成日時:2018年4月17日 19時