4人は神様！？ 6

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小山「・・・どうしてここに？」

「え、えっと・・・、雨が降って帰れなくなって・・・」


そんな会話をしている場合ではないと分かっていても、私は小山さんの質問に答えた




キュウキ「やはり・・・一人で来ましたか、玄武」

小山「・・・・・」



小山さんは鋭い眼光をキュウキに向けている




男性1「・・・慶一郎様？」

男性2「慶一郎様！」

小山「！」


小山さんを見た玄武さん達がざわつく


小山さんは皆さんの姿を見て一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに視線をキュウキに戻した



玄武さん達は何か言いたげにしながらも、俯いて言葉を発しない


小山さんを見捨てたことの罪悪感を感じているのだと思う・・・



小山「皆に手出しはさせない」

キュウキ「私がわざわざ手を出さなくても、もうすぐこの里諸共全滅しますよ」

小山「え・・・？」



遠くから、雨音をかき消すほどの波の轟音が聞こえる



まさか・・・



小山「！！キュウキ、お前・・・！」

キュウキ「懐かしいでしょう？あの時と同じ光景ですよ？」

小山「ふざけるなっ！！」


小山さんはキュウキに向け、水を放った


キュウキはそれを跳躍してかわし、後方の岩に着地する



キュウキ「里を救いたければ止めに来ればいい、あの時の様に」


底意地の悪い笑みを浮かべ、キュウキは里の奥に向かった






小山「待て！」

男性3「慶一郎様！どちらへ・・・？」

小山「・・・・・」


キュウキを追おうとしていた小山さんは、足を止めて振り返ることなく伝えた


小山「・・・奴は俺が止める、皆はここから逃げて」

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