act13-12 ページ11
「ありがとうございました、とても癒されました！」
受付「またいらして下さい」
翌朝の目覚めは本当に気持ちが良かった
受付の方に挨拶をして、お店を後にする
外に出ると、白い光がふわふわと浮かんでいた
「・・・ティア？」
ティアがいることに少し驚いた
ティア「・・・祐也様、貴久様」
手越「俺達に用？」
ティア「はい、・・・先日、宮殿に向かいました、・・・キセキ様が・・・お二人に会いたがっておりました」
増田「・・・・・」
二人はしばらく宮殿に戻っていない
きっとキセキさんは、ずっと二人を心配していただろう
「・・・行ってあげて」
すぐに返事をしない二人に、私はそう促す
手越「A・・・」
「キセキさんは二人を心配してるよ、本当は・・・キセキさんと一緒にいなきゃいけないんだから・・・」
増田「・・・Aは・・・いいのか？」
「・・・本当は寂しいよ、一緒にいたいよ・・・、でも・・・それはキセキさんも同じだから・・・」
姫であるキセキさんの元を離れてまで一緒にいてもらうのは、流石に申し訳ない
勿論、そばにいてくれるのは嬉しかった
いつか二人が宮殿に戻ってしまうかもしれないとは思っていたけど、一日でも長く・・・一緒に入れることを願っていた
だけど・・・駄目なんだよね・・・
二人が本当に一緒にいるべき人は・・・キセキさんなんだ・・・
「・・・また、会いに来て！じゃあね！」
私がここにいると帰りづらいと思い、その場を離れようとした
手越「待って！」
祐也に腕を掴まれ、私は足を止めた
手越「確かに・・・宮殿に戻った方がいいかもしれない、でも、Aと離れる必要なんかないと思う」
「祐也・・・？」
祐也は真っ直ぐに私の目を見ていた
その瞳は、何かを決心したように力強く感じる
手越「A・・・、一緒に宮殿に行こう」
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天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年4月17日 19時
