4人は神様！？ 4

act9-9 ページ8

〜手越side〜



キセキ達が誘導した街の人達は、広い公民館に避難していた



公民館の入口で待つキセキに、俺達4人は駆け寄った





キセキ「皆さん！御無事で・・・」

手越「あんな奴どうってことないって！」

増田「皆は無事？」

キセキ「はい、怪我をされた方はいません」

加藤「・・・・・」

キセキ「シゲアキさん？」

加藤「・・・何でもない」


無言で辺りを見回したシゲにキセキは声をかけたけど、素っ気なく返された


本当に何でもないのかな？









小山「！！下がって！」



突然慶ちゃんが声を上げたかと思えば、前に出て手を翳した



目の前に出現した水の盾に、黒い闇の塊がぶつかる


俺達は咄嗟にキセキの前に立ち塞がった





コントン「おい・・・、あいつって・・・」

トウテツ「間違いない、かつての天界の姫だ・・・」



前方の建物の屋根の上に、四凶の4人がいた



キセキ「貴方がたは・・・四凶・・・！？」



キュウキ「お久しぶりです、天界の姫君」

トウコツ「またお前と会えるなんて、思ってなかった」

コントン「俺達はてめえを忘れたことなんてねえ、その忌々しい顔をな！」

キセキ「・・・・・」


キセキは怖気づくことなく、四凶を見つめている


手越「キセキには、手出しさせない！」


武器を構え、刀の切っ先を4人に突きつける


キュウキ「おっと、穏やかではありませんね、我々は戦いに来た訳ではありません」

トウテツ「天界の姫様にご挨拶ってところか」

増田「・・・何を企んでいる？」

トウコツ「面白いこと、かな」

コントン「次に会った時はてめえらも・・・天界も滅茶苦茶にしてやるよ」


4人を黒い靄が包む


靄が晴れると、そこに四凶の姿はなかった







キセキ「戦いが・・・こんなに激化していたなんて・・・」

増田「心配すんな、キセキ、奴らの好きにはさせない」

手越「キセキは俺達が絶対に守るから、安心して」

キセキ「・・・ありがとうございます、私も皆さんの力になれるよう、頑張ります」

小山「無理はしないでね、キセキがいてくれるだけで俺達の力になってるから」

キセキ「私も、皆さんと一緒だと心強いです、また・・・よろしくお願いします」



キセキの笑顔に、俺達はいつも支えられた


俺達だけじゃない、天界の人達皆そうだ


キセキがいるから、今の天界があるんだ






何があっても、キセキを守ってみせる





これからもずっと―――――――

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