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act3-11 ページ40

崩壊した商店街に足を運ぶ



あんなに賑わっていたのに、それが嘘のような惨状だ





手越「A?ここにいたんだ」

「!手越さん・・・」

手越「・・・酷い・・・ね」

「・・・はい・・・」



街を破壊したコントンのことより、何も出来なかった自分が許せなかった


嘆いたところで、何も変わらない


今出来ることを考えないと・・・




「手越さん、知り合いに建築や土木作業をされてる方っていますか?」

手越「え?どうして?」

「とりあえずここの瓦礫をどかして、それから少しずつでも建物を戻していけたらなって・・・」


自分がする訳でもないのに、何か偉そうだな・・・


手越「今出来ることから・・・か、待ってて、当てはある」


そう言うと手越さんは一目散にどこかへ行ってしまった


言われた通り、私は彼を待ちます









手越「A、お待たせ!」




「!?」


戻ってきた手越さんの後ろに、数人の屈強な男性が付いてきていた


皆、青い作業着の様な服を着ている



男性1「こちらが祐也様の言っていた姫様ですか?」

手越「そう!Aだよ」

「よ、よろしくお願いします・・・」


圧倒されながらも、一同を見渡してお辞儀をする


手越「彼らは青龍の一族、中でも力自慢の奴らを連れてきたんだ」

男性2「祐也様と姫様の頼みなら、何だって力になります」

手越「ありがとう、ここら辺の瓦礫、どかしてもらっていい?」

男性3「はい!」



青龍さん達は次々と散乱した瓦礫をどかしていく




「手越さんは一族の代表だから分かるけど、私は『姫』っていう肩書きを利用してるみたい・・・」


本当は姫じゃないのに、と付け加える


手越「そんなことないよ、この街を元に戻したいって言ったのはAじゃん、皆Aの想いに共感したんだよ」

「そう・・・でしょうか・・・?」

手越「もっと自分に自信を持ちなよ、今出来ることをしようとするのって、間違ったことじゃないと思うよ」

「・・・ありがとうございます、それにしても、やっぱり手越さんは凄いですね、声をかけただけでこれだけの人に協力してもらえるなんて」

手越「これでも青龍の代表だからな」


得意気に言う手越さんに、私は笑みが零れた






青龍さん達のおかげで、あっという間に瓦礫が片付いた

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天照(プロフ) - チェルシーさん» 感想ありがとうございます!凄く嬉しいです!前作から読んでいただき感謝感激です。今後とも楽しんでいただけるよう更新頑張っていきます。 (2018年1月30日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
チェルシー(プロフ) - 幻想戦歌も毎日更新楽しみで終わったとき悲しかったけどこの作品も凄く面白いです!毎日更新楽しみです! (2018年1月29日 20時) (レス) id: 5dcb618811 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - はーみゃんさん» 感想ありがとうございます!凄く嬉しいです!大好きと言っていただけて光栄です。これからも更新頑張ります。 (2018年1月27日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
はーみゃん(プロフ) - 初めまして。前作から読ませていただいてます。天照さんの作品大好きです!これからも更新楽しみにしています^ ^ (2018年1月26日 20時) (レス) id: dfbb8d508c (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - 天照さん» いえいえ!! もう新作をめっちゃ楽しんでます!! (2018年1月15日 12時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天照 | 作成日時:2018年1月3日 13時

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