act2-5 ページ16
ティア「天界と地界、それぞれの世界に人間界から『人間』の女性が迷い込んだのです
本来表と裏の世界は、互いに影響を与えることはなく、人間界の方も裏の世界の存在すら知らないはずです
お二人がなぜ裏の世界に現れたのか、分かりませんでした」
「それが・・・キセキという方ですか？」
私は手越さんとティアさんを交互に見ながら聞いた
手越さんが黙って頷く
ティア「仰る通り、天界に現れた人間がキセキ様です、キセキ様は本当に心優しい方で、彼女のおかげで天界は変わりました」
手越「ティア・・・、話・・・戻して・・・」
ティア「申し訳ありません
キセキ様はこの世界で、不思議な力が覚醒されました
そして天界人とともに、天界のために戦うと申し出たのです」
「不思議な力って？」
ティア「天界人、そして地界人は、人間が持ち得ない魔法の様な力を宿しております」
「手越さんも？」
手越「うん、まあ俺のことは追い追い、ティア、続けて」
ティア「かしこまりました
天界人はキセキ様を『姫(ひめ)』として崇め、また彼女を守るため、より強い力を持った4人が近くにつきました
彼らは『守護四神(しゅごししん)』と呼ばれ、数多の戦いを制してきました
お分かりですよね？A様
そちらにいる祐也様も、天界の守護四神の一人です」
四神・・・って、神！？
「て、手越さんって・・・神様だったの！？」
思わず座ったまま、手越さんから距離をとってしまった
手越「そんな大層なものじゃないよ、あくまで姫を守る護衛みたいなものだから」
「もしかして・・・さっきの人達も・・・？」
手越「そう、俺達4人が天界の『四神』だよ」
広間に集まった時の光景を思い出す
あの時近くにいた人達が・・・皆神様だったなんて・・・
ティア「長い戦いの末、天界が勝利を収めました
戦いを終え、姫、キセキ様は人間界へと帰られました
どうやらその時、表の世界と裏の世界が僅かな間ですが交わったようで、キセキ様は天界を去られました」
手越「それからしばらくは・・・平和が続いていたんだけど・・・」
ティア「再び、地界人が天界に攻め込んできたのです」
手越「奴らはまだ・・・諦めてなかったのかもしれない」
ティア「日を重ねるごとに、戦いは激化する一方・・・
天界人は再び、『姫』が現れることを祈りました
また戦いを終結へと導いてくれることを信じて・・・」
手越「そんな時に俺が出会ったのが、A、君だよ」
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天照(プロフ) - チェルシーさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！前作から読んでいただき感謝感激です。今後とも楽しんでいただけるよう更新頑張っていきます。 (2018年1月30日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
チェルシー(プロフ) - 幻想戦歌も毎日更新楽しみで終わったとき悲しかったけどこの作品も凄く面白いです！毎日更新楽しみです！ (2018年1月29日 20時) (レス) id: 5dcb618811 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - はーみゃんさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！大好きと言っていただけて光栄です。これからも更新頑張ります。 (2018年1月27日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
はーみゃん(プロフ) - 初めまして。前作から読ませていただいてます。天照さんの作品大好きです！これからも更新楽しみにしています^ ^ (2018年1月26日 20時) (レス) id: dfbb8d508c (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - 天照さん» いえいえ！！ もう新作をめっちゃ楽しんでます！！ (2018年1月15日 12時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年1月3日 13時
