幻想戦歌10

act24-30 ページ44

家に帰って、寝室に入る



ふと思い起こされる、これまでの記憶



辛いこともあったけど、嬉しいことだってあった



タカがそばにいてくれて、ジャニーズに協力するようになって、慶と出会った


それから、祐也と一緒に暮らすようになって、シゲとも仲良くなれて




私の正体を知っても、4人は私を受け入れてくれた



突然いなくなった私を心配して、帰りを待っていてくれた




皆が作ってくれた、私の居場所




4人だけじゃない、島で私を育ててくれた人達、ジャニーズの皆さん、他にもたくさんの人が、私を支えてくれた





抱えきれないくらいの素敵な思い出



一つ一つ大切で、失くしたくない、忘れたくない







タカ



祐也



慶



シゲ






大好きな仲間達の笑顔を思い出しながら、私は眠りについた









翌日





朝早く、日は昇り切っていない



私は着替えを済ませ、ある場所に向かった








「・・・レイア」



レイア「A様」






「・・・私、決めたよ」




そう、あの時の話だ




ずっと決断出来ず、覚悟も出来なかった





でも、私はついに決心した





レイア「答えを・・・お聞かせ下さい」





私は一度深呼吸をし、レイアをしっかり見据え、口を開いた









・









「私は、新しい世界を創造する」









act24 end

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