幻想戦歌10

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光が消えたのを確認し、私は口を開いた



「・・・どう？」

増田「・・・実感はねえけど・・・上手くいったんじゃねえの？」

手越「光が出たってことは、そうだろうな」


何せ私はずっと認識出来ていたから、確認のしようがない



手越「これでもっと外の世界を満喫出来るー！」

増田「今までも十分満喫してただろ」


二人の様子が微笑ましくて、私は笑みを浮かべて眺めていた









・









小山「A！！」




「！！」






声がした方を向くと、慶とシゲがこちらに駆け寄ってきていた





二人の傷だらけの体が、骸との戦いの苛烈さを物語っている





でも・・・それ以上にホッとした





「慶・・・！シゲ・・・！よかった、良かったよぉ・・・！」


加藤「そっちも・・・終わったみたいだな」

「うん・・・」

手越「慶ちゃん！シゲ！」

増田「ボロボロじゃねえか・・・」

小山「これでも少しは動けるほどに回復したんだけどね」




皆・・・揃ったね・・・







「帰ろう、皆で・・・、5人で一緒に・・・」



その言葉に、4人の視線が私に集まった


皆笑顔で頷く





まだ闇の残るこの場所の漆黒を照らすように、4人がつけている4色のペンダントがきらりと光る








光が溢れる場所に向け、私達は足を進めた

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