幻想戦歌10

act24-7 ページ11

事務所から私に連絡が入った



社長「親玉の居場所を掴んだ」


「！！」



差し出された地図に記された印



ここが・・・『漆黒の深淵』





慶のもとに向かうために外に出ると、事務所に戻ってきていた櫻井さん達とばったり会った




櫻井「Aちゃん？どうした？」

「あ・・・えっと・・・」


ちょっとはぐらかして説明しようとしたけど、それより早く松本さんが口を開いた


松本「・・・詳しくは聞かないけど、気をつけてね」

「！はい！」

大野「覚えてる？Aちゃん、戦い始めた頃のこと」

「え？」

大野「Aちゃんが戦うこと、皆反対してたよな」

二宮「どんだけ前の話だよ」

相葉「懐かしいなあ〜、今じゃ皆Aちゃんを頼りにしてるもんな」

「私は皆さんを頼ってばかりですよ、私なんて・・・」

松本「だけどAがいなかったら、これまでの戦いは乗り越えられたかった、・・・ありがとう」

「いえ、こちらこそありがとうございます」


思えば松本さんに誘われたのが、全ての始まりだったな


本当に・・・感謝しています


櫻井「Aちゃんに会えて、本当に良かった、・・・絶対帰ってきてね」

「はい・・・！」


私は5人に頭を下げ、慶のもとへ急いだ









「慶！」

小山「A？ひょっとして・・・」

「うん、場所が・・・分かったよ！」

小山「・・・シゲを呼ぶね」

慶の足元にいた、一匹の猫ちゃんが駆け出す




地図に記された場所は、都心から大分離れている



小山「ここに・・・まっすー達が・・・」

「・・・行こう！」




決戦が近い



正直万全の状態だからって、アルスに勝てるかどうか分からない





・・・いや、勝つんだ！



絶対に、勝って異変を止める、タカと祐也を助ける！






ただ全力で・・・アルスと戦うだけだ

act24-8→←act24-6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す