第五十一話「お人好し」 ページ9
病室にはFiniと先にいたincとNoteがいた。
Finisher「おかえり、Lonli。Rasさんとはどう？」
『…誰だ、バラしたの』
incident「バラさなくても態度見たらわかるっての」
そんなに、顔に出ていたのだろうか。いや、出ていなくてもコイツはちょっとした変化で見抜くから考えても無駄か。
『電話してきただけ。途中でruoが切っちゃったけど』
睨むようにruoを見るが悪びれる様子は無い。お前、これでRasさんと関係切れたらどうしてくれる。
Finisher「ruoからしたら、Lonliは姉さんみたいなものだからね。取られるのが嫌なんだよ」
ruo〈Fini！！〉
《可愛いところもあるね〜》
Note［ruoはお姉ちゃんっ子だもんね〜］
incident〈よかったな、ruo〉
ruo〈みんな〜！！〉
照れ隠しなのかフードを被るruoはやはり弟気質で可愛い。だからこうやって弄るのだ。
『おじさんたちに何か言われた？』
Finisher「何も。言われたことと言えば、ゲームを楽しくやってなさい、だったかな」
Finiの親は中国に本社を構える企業の社長らしい。だからこんなに広い部屋を用意出来るわけで、中国に前来た時も豪邸に招待されたのは本当に懐かしい。
Finisher「それよりLonliのこと心配してた」
『…お人好しだね〜』
あの日、Finiの両親は私を怒らなかった。
女性を守ってこうなってしまったのなら誇り高いと思っているだろうし、悪いのは信号無視した車の運転手だと。
そんなことを言っていた。
『大丈夫って伝えておいて。』
Finisher「もう言っておいた」
『用意周到過ぎる』
Finisher「なんでこの川みたいなの緑色なの？」
『ホワサン並に暗いのなに？』
incident「反応が初見のそれで草」
特にすることも無く、観光は明日することになった私たちは第五人格の新しいマップの探索をしていた。因みにハンターはincである。
『んー、ジョゼで撮るならみんなそこら辺の障害物に隠れるから、撮るのは…』
Note［あーぁ、ハンターモードじゃん］
ruo〈そのためのマップ案内だしね〉
ハンターになった時に一番重要なのはサバイバーの動き。だから新マップや新キャラ、新機能が出た時は基本私はサバイバー側になる。そうすれば、ハンターになった時にサバイバーの動きが分かるからだ。
『何となくわかった。あとは吊って。その後変わって』
Finisher「その前に地下室の場所とか確認していい？」
『いいよ』
終わり
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loW(プロフ) - オオカミさん» ありがとうございます。今は別作品の更新に力を注いでおりますゆえ、ここにはあまり来れないのですが一応続きは書いてますので、いつの日かお待ちください。 (1月21日 18時) (
レス) id: ae4054d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
オオカミ(プロフ) - 本日一気読みしてしまいました。 とても面白くて、思わず作品に引き込まれました…！更新、いつの日かお待ちしております！ (1月20日 17時) (レス) id: 94203c2baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：loW | 作成日時：2022年4月5日 3時
