第四十四話「説教?」 ページ2
貴方 視点
ずっと眠っていたゲーム仲間のFiniも目覚め、他のゲーム仲間もCRに所属した。私はこのまま韓国旅行に行き、兄さん達と会えて順風満帆!!
だと思いたかったが、現実はそう甘くないらしい。
Finisher「で、何?Rasさんに告白されたって聞こえたけど、経緯は?」
今、私の前で病み上がりにも関わらず仁王立ちしている。この男、本当にさっきまで眠っていたのか?と思いたいくらい綺麗に立ってる。リハビリしなくてもいいやん、お前。
『…CRカップに、出場させていただく機会があったから、mondo、さんとCptさんと出たの』
incident「兄さん呼びはしなくていいのか?」
面白がっているのか後ろから野次を飛ばすincを睨む。
Finisher「そこは野次を飛ばさない」
だがFiniが睨むと一斉に目を逸らした。コイツらもこの状態のFiniには怒られたくないらしい。
『それで、Rasさんとはそこで出会ったの。最初は、ちょっと話すだけだったけど、最近はよく通話とかしてて、それで生放送で告白、されまして…。』
ざっと説明するとこんな感じだろう。端折っているが細かく説明すると凄く面倒な事になる。
Finisher「返事は?」
『…まだです。』
正直、Rasさんを好きなのかは分からない。けれど、好感は持ってる。これが異性なのか、友人としてなのかは分からないが。
Finisher「なら、いいや。」
すると力が抜けたようにFiniはベッドに腰を下ろした。すると手招きをされたので隣に座る。
Finisher「よく考えて、時間を掛けてもいいから必ず返事をする事。絶対に有耶無耶にしない。分かった?」
『分かりました』
Finiはこの中の誰よりも付き合った回数が多い。しかも全員、真剣に。だからこういう時はちゃんとアドバイスをしてくれたりする。問題は
Finisher「で?デートはしたの?」
コイツ、女子高生並に恋バナが大好きなのだ。
読む漫画はバトル漫画より少女漫画、大学の学園祭で恋愛相談室をやったら一日中長蛇の列。私たちの誰かが付き合うor告白されたら隅々まで聞かされる。だからコイツの前では言いたくなかったんだ。
『…あの、一応あの人韓国に住んでるん』
Finisher「日本とブラジルの人の遠距離恋愛の話したっけ?」
『結構ですごめんなさい』
しかも謎にこういうエピソードも持ってるから反抗しづらい。打つ手がないのだ。
Finisher「にしてもLonliにもやっと春がきたか、おめでとう」
しかも女は私しかいないから今まで異様に聞かれていた。
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loW(プロフ) - オオカミさん» ありがとうございます。今は別作品の更新に力を注いでおりますゆえ、ここにはあまり来れないのですが一応続きは書いてますので、いつの日かお待ちください。 (1月21日 18時) (レス) id: ae4054d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
オオカミ(プロフ) - 本日一気読みしてしまいました。 とても面白くて、思わず作品に引き込まれました…!更新、いつの日かお待ちしております! (1月20日 17時) (レス) id: 94203c2baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:loW | 作成日時:2022年4月5日 3時