第四十六話「眠気」 ページ4
早朝にも関わらず、Finiのお目覚め報告とNoteが投稿した私たちの茶番劇は結構な人がいいねやらリプやらを送っているようだ。まあ、Finiは好かれてたしね。
問題は
incident「…大丈夫か?」
『だと思う?』
先程から鳴り止まない私のスマホの通知である。
Noteの投稿にいいねと引用リツイートをしたら、知り合いからの連絡が止まらない。主に、コイツらとの関係を知らない人達からの。
Finisher「まあ、見る感じ一年くらいinc達との絡みを表では見せてなかったし、その間に絡んでる人いるから仕方ないんじゃない?」
『いやまあ、そうなんだけどさ』
兄さんたち、納得してくれるかな。
Finisher「とりあえず、みんな朝飯まだでしょ?ここで、って言いたいとこなんだけど、ここ提供時間昼からなんだよね」
Note[じゃあコンビニで買ってくる。Lonliは他にも相談したい事あるかもだから、ここに居て。何食べたい?]
【んー、なんでもいいよ。】
Note[わかった。ほら、行くよ]
incident[了解]
ruo〈ちょ!話は終わってな〉
半ば強引に、Fini以外を連れてNoteは病室を出た。騒いでいたruoだったが、扉が閉じた瞬間に嘘のように声が聞こえなくなった。
Finisher「嵐みたいだね」
『まあ、そうだね。それより、さっき立ってたけど大丈夫?』
Finisher「うん。僕、身体だけは丈夫だから。」
『一年眠ってた奴に言われても信憑性ないよ』
自分で言うのもなんだが。
Finisher「それは本当にごめん。まさか眠ってたら一年経つとは思わないじゃん?」
『…まあ、そうね。』
Finisher「Lonliは気にしなくていいよ。変に気負わない。」
慰めるように頭を撫でるFiniの手は暖かく、事故にあった後とは違う。あの時、私も目が覚めてFiniの手を取った時はとても冷たくて、今にも消えてしまうのかと思ったから。
Finisher「なーに、Lonli。眠い?」
撫でられるのが心地よくて黙っていたら笑いながら尋ねられる。嘘では無いので、一応頷く。
『昨日から、一睡もしてない。』
Finisher「んじゃ、寝なよ。帰ってきたら言う」
普段なら断るのに、その時は眠くて従うしかなかった。
『じゃあ、お隣失礼。』
そして隣に潜って目を瞑った。
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loW(プロフ) - オオカミさん» ありがとうございます。今は別作品の更新に力を注いでおりますゆえ、ここにはあまり来れないのですが一応続きは書いてますので、いつの日かお待ちください。 (1月21日 18時) (レス) id: ae4054d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
オオカミ(プロフ) - 本日一気読みしてしまいました。 とても面白くて、思わず作品に引き込まれました…!更新、いつの日かお待ちしております! (1月20日 17時) (レス) id: 94203c2baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:loW | 作成日時:2022年4月5日 3時