第三十七話「変化」 ページ41
カワセ「Noraさん、ハルさんと二人で来たんですか？」
『はい、そうですよ〜。ここに来るの久しぶりすぎて、迷いそうだったので〜』
全て、事実である。だってそうしてもらわなければ、きっとここに来るのに一時間はかかっていただろう。
AIM「良かったやん！ハルくん！」
ハル「カワセさんが思い描いてるようなことは一切ないから！」
『らだおくんは実家帰って、ぺんちゃんは愛知に帰ったので頼める方が渋ハルさんしか居なかったんですよね〜』
きっと、彼らは勘違いをしている。VTuberには「てぇてぇ営業」というものがあるらしいが、私は実況歴10年の古参だ。そんなものに頼る必要はないし、やって炎上もしたくない。
ハル「ほら、そういう事だから。僕らただの友人なんだから、Noraさん困らせないであげて」
『私も勘違いさせる行動を取ってしまったみたいですみません。以後気をつけますね〜』
何故渋ハルさんを誘ったのだろう。それこそ限界に頼めばよかったのでは？なんて思うがもう遅い。これこそ今更感半端ないというやつだ。
『渋ハルさんこの後どうします？皆さんと帰りますか？』
ハル「え！？いや、Noraさんは？」
『私は、案内していただいたのであとは一人で帰れますよ〜。』
私の容姿は割れてるし、渋ハルさんも見たまんまだ。マスクをしていても声と髪色で彼はわかりやすい。もう遅いかもしれないが、見られていたら少し面倒。
相変わらず自分の面倒臭さに自嘲しか出ない。
ハル「いや、送りますよ。女性一人で帰すのは流石に…」
『そうですか〜。なら、お願いします〜』
普通なら断るはずだ。なのに、何故か断りたくなかった。目の前にはカワセくんたち居るし、配信でネタにされるかもしれないのに。
最近私は、少しおかしい。
ハル「ほら、カワセさんたちどっか行って。しっしっ！」
きなこ「俺ら犬みたいやんwwんじゃ、帰るか」
カワセ「そうだね。ハルさん楽しみたいらしいから」
またね〜、なんて元気よく帰る３人。若いって、きっとああいう事を言うんだろうな。
ハル「すみません。騒がしくて」
『いえ、大丈夫ですよ〜。渋ハルさんはもう持ってるんです、よね？』
ハル「まあ、そっすね。なので僕待ちますよ。気長に選んでください」
それでは意味が無いのだ。私は何でも欲しがる人間。だからゲームも沢山して、上手くなった。
『じゃあ、渋ハルさん選んでくれますか？』
今の私を見たら、ぺんちゃん辺りに心配されそうだ。
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シーク(プロフ) - miiiimyeeさん» ありがとうございます。これからも気長に投稿致しますので、よろしくお願いします。 (2022年1月24日 2時) (
レス) id: 91eb3b47ba (このIDを非表示/違反報告)
miiiimyee(プロフ) - 一気見してしまいました！今後も楽しみにしております！ (2022年1月23日 19時) (レス) @page29 id: 78df5c06aa (このIDを非表示/違反報告)
シーク(プロフ) - ラピスさん» ご指摘ありがとうございます。早急に直したいと思います。 (2021年12月30日 16時) (レス) id: 91eb3b47ba (このIDを非表示/違反報告)
ラピス(プロフ) - 五円札になってますよ(ｺｿｯ) (2021年12月30日 8時) (レス) @page17 id: 2aba3889f7 (このIDを非表示/違反報告)
シーク(プロフ) - 名無しのpさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2021年11月21日 0時) (レス) id: 91eb3b47ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：loW | 作成日時：2021年11月19日 22時
