第四話「ご飯食べよう」 ページ5
あの人とはあの頃より距離が近くなったな、と思っていると扉が開いた。そこにはコネシマとショッピは脱衣所で治療されたのか包帯を至る所に巻き、さっきまでの質素な服装はこの家にあったヴィンテージなものへと変わっていた。
『しんぺいさん、怪我の治療とお風呂入れてくれてありがとう。』
「Aちゃんのためだもん。この後はどうするの？」
『まずはご飯かな。私もちょっと早いけどおやつ食べる。しんぺいさんは？』
「この二人のカルテ作ってくるから、出来たら行くね」
『はーい』
廊下でしんぺいさんと別れた。今まで何も喋っていない二人の方を向き、なるべく怖がられないように微笑んだ。
『ご飯食べよ。お腹空いでるでしょ？』
「目的はなんですか。」
想定内である。スレイブとして買ったのに扱いがまるで違う。それが不思議なんだろう。多分私も逆の立場だったら警戒する。そんでもって信用しない。
『買ったものをどうするかは私の勝手でしょ。私は私なりのおもてなしをするの。早く来る！』
二人の手を引く。こうなりゃ強行手段だ。私は死にたくない。その為だったらなんだってする。が、今はコネシマとショッピの身体が第一優先。今放置したら絶対に後々返ってくる、というのもあるのだが。
目の前に広がるのは豪華な食事。テーブルをほぼほぼ埋めつくしているため、二人は固まっていた。私はショートケーキを食べている。
『食べないの？』
「…なんですか、これ」
『え、ご飯』
知らないわけが無いだろう。この二人は何度も戻されているらしい。だから前の家で見たことはあるだろう。食べられていたかは別である。
「そういうんじゃなくて…」
『私の家はね、この国じゃ結構大きい貴族なの』
シャーロット家は王族と関わりのある歴史の古い貴族だ。故にその待遇は他とは比べ物にならないくらい良く、裕福だ。
『二人には私の隣にいてもらうから、貧相な身体じゃ困るの』
少しくらい悪役になってもいい。私の目的は大きくなった二人に復讐されず、それなりに慕われて家を出てもらうことだ。その為なら多少は悪い役になってやる。
『それに、二人とも細すぎて心配になるの。だからちゃんと食べてね』
前世年齢、二十後半。そろそろ結婚していい時期だった。子供はそれなりに好きだった。だから、こんなにも痩せ細っていると気になってしまう。
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loW(プロフ) - 兎さん» それについては前にもご指摘されたことがあります。その時にも実際に確認した所、内容が酷似する所があり、幾つか修正致しました。結論としましてはパクリではありません。ご友人の方にオススメして下さったのに、大変申し訳ございません。 (2023年1月21日 8時) (
レス) id: ae4054d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
兎 - （続き）たしかに内容が酷似していました。たまたまだったり参考にしただけと言うにはあまりにも似すぎています。ほんとうにパクリなのですか？ (2023年1月21日 7時) (レス) id: 05be321f09 (このIDを非表示/違反報告)
兎 - lowさんの作品、いつも楽しく拝見させていただいてます。この前、友人にこの作品を進めたところ、「pixivで掲載されているwrwrd！の二次創作『もしかして:悪役』のパクリ」と言われてしまいました。実際に読んでみたところ (2023年1月21日 7時) (レス) @page22 id: 05be321f09 (このIDを非表示/違反報告)
loW(プロフ) - ピット☆さん» 教えて頂きありがとうございます。youtubeをコピーし、Googleで検索したところきちんと出てきましたが、こちらの不手際が原因ということもあります。早急に貼り直したいと思います。 (2022年10月29日 17時) (レス) @page49 id: ae4054d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
ピット☆(プロフ) - 同様に飛ぶ事が出来ず、動画投稿のツイートからやっとyoutubeのチャンネルページ等に飛べましたのでもしかしたらURLを貼り直す方がいいかもしれません💦 (2022年10月29日 11時) (レス) id: 9c7661f737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：loW | 作成日時：2022年9月29日 19時
