第十八話「開口一番の挨拶」 ページ19
「態々来てもらったのに、遅くなってすまない」
聞き覚えのあるバリトンボイスに顔を上げる。流石というかなんと言うか、とてつもなく顔がいい。年齢詐欺なのでは？と一瞬疑った。
『い、いえいえ、大丈夫です。』
少し声が裏返ったのは許して欲しい。だって緊張するんだもの。やはり傍らには鬱ともう一人別のキャラがいた。もちろんメインキャラである。因みに鬱だが、一週間前とはえらい違いになっており、片目は隠れているが美少年にはなっていた。
「フューラー家嫡男、グルッペン・フューラーだ。」
『ご丁寧にありがとうございます。シャーロット家嫡女、A・シャーロットと申します。』
同じ歳のはずなのにどうしてここまで貫禄があるのだろう。よくシャーロット腕に擦り寄れたな。お前の度胸は認めるよ。
「ところで、横にいるのは執事か？」
グルッペンの視線は後ろの二人に映る。横目で見たら、なんか凄い見た事ないくらいの顔で笑ってる。大人並みの作り笑いで笑ってる。どこで培ったその技術。
『は、い。そんな所です。迷惑だったでしょうか？』
「気にするな。私のところにもいるからな」
確かにいる。一人はすごいキラキラした目で見ているし、もう一人は何故か睨んでいる。
『ありがとうございます。グルッペン様の横におられる方もそうですか？』
「いや、彼らは私の友人だ。事実上は世話係になっているが、私は友人だと思っている。」
『そうだったのですね。素敵だと思います。』
…こんな会話、あったっけ？思い出そうとするが過去ストーリーにも無かった。
そして原因を見つけ出す。
確かシャーロットがグルッペンと出会った時は、コネシマもショッピもいなかった。汚らわしいと家で雑用をしていたのだ。だから少しだけ場が繋げたのか。
「A様の執事をしております。コネシマです。」
「同じくショッピと言います。」
手短に挨拶をする二人。誰だ、誰に教わった。執事なのか？本家の執事なのか？
『どこで教わったの、それ』
「ん？しんぺい神！」
グルッペンに断りを入れてコネシマに尋ねる。まさかの人物の名前を言うので、思わず頭を抱えそうになった。なんであの人教えられるんだよ！！なんでも出来るな！ほんと！
「どうかしたか？」
『なんでも、ありませんわ。』
先が思いやられる。
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昨日のユーザーランキングにて、なんと13位と初めてこんなに上に名前が乗りました。皆様ありがとうございます。
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loW(プロフ) - 兎さん» それについては前にもご指摘されたことがあります。その時にも実際に確認した所、内容が酷似する所があり、幾つか修正致しました。結論としましてはパクリではありません。ご友人の方にオススメして下さったのに、大変申し訳ございません。 (2023年1月21日 8時) (
レス) id: ae4054d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
兎 - （続き）たしかに内容が酷似していました。たまたまだったり参考にしただけと言うにはあまりにも似すぎています。ほんとうにパクリなのですか？ (2023年1月21日 7時) (レス) id: 05be321f09 (このIDを非表示/違反報告)
兎 - lowさんの作品、いつも楽しく拝見させていただいてます。この前、友人にこの作品を進めたところ、「pixivで掲載されているwrwrd！の二次創作『もしかして:悪役』のパクリ」と言われてしまいました。実際に読んでみたところ (2023年1月21日 7時) (レス) @page22 id: 05be321f09 (このIDを非表示/違反報告)
loW(プロフ) - ピット☆さん» 教えて頂きありがとうございます。youtubeをコピーし、Googleで検索したところきちんと出てきましたが、こちらの不手際が原因ということもあります。早急に貼り直したいと思います。 (2022年10月29日 17時) (レス) @page49 id: ae4054d4f7 (このIDを非表示/違反報告)
ピット☆(プロフ) - 同様に飛ぶ事が出来ず、動画投稿のツイートからやっとyoutubeのチャンネルページ等に飛べましたのでもしかしたらURLを貼り直す方がいいかもしれません💦 (2022年10月29日 11時) (レス) id: 9c7661f737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：loW | 作成日時：2022年9月29日 19時
