風○行ったら彼女が出来た話【五条悟】

7.スタンド・バイ・ミー ページ8

五条side




仙台から帰って来て数日経った。

悠仁の事もあり、
休みなし、生徒につきっきり。

まぁいつものことなんだけどね






そんな中気になる話が入って来た。



"仙台で行方不明者が相次いでいる。"

行方不明なのは皆30〜50代の男性
そこに引っかかった。



確かな確証はなかったが
目をつけていたあの風俗だと思った。







「先生、さっきから何をそんなに真剣にスマホ見てんの？」

悠仁が背後から手に持っていたスマホを覗いてくる。


「っちょ、先生何見てんだよ！」




考え込み過ぎていて、ハッとする。
スマホ画面は、仙台のあの風俗のAのプロフィール。



「いやぁ〜恥ずかしいの見られちゃったな！まぁ、誰にだって一つや二つ隠し事くらいあるじゃん？」

「しかもこれ仙台じゃん！へぇ〜五条先生こうゆう女の人がタイプなのか」

「仙台って…！俺が死にかけてた時に何やってんすかほんと」




みせてみせてと言わんばかりにスマホを覗き込む悠仁と
ため息をつく恵。



Aの出勤予定には今日は出勤、明日は休みと書いてあった。
今から新幹線に乗れば彼女の出勤に間に合う。







「よし！じゃあ新入生歓迎会ということで、卒業旅行ならぬ入学旅行を開催しまーす！！」


「はぁ？ちょっとまた六本木とか言って呪霊がわんさかいるところに連れてくんじゃないでしょーね！」

「まぁまぁ野薔薇、そう怒らないで。ね？」

「先生どこ行くんですかー！」





「では、行き先を発表しまぁーす！」

「いーから早く言いなさいよ！」

「仙台でぇーーーーす！このグッドルッキングガイ五条悟先生が新幹線代おごりまーす！」

「「「仙台…………」」」






「…先生俺たちまだ16ですよ、風俗は入れませんからね。」

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