40.あの日の指輪を待つきみへ ページ41
七海さんと別れ、シャワーを浴びて
ベットに入る。
隣にはスマホをいじりながら、
くだらないことを話してくる悟くん。
「A、サメのち〇こって二つあるらしいよ!?知ってた??」
「何見てんの。興味ないし、悟くんのだって大きさだけだったら普通の人の2倍くらいじゃん。」
「まぁねぇ〜。ん?何、欲しくなっちゃった?僕も出張でAに会えなくてたまってたんだよ〜襲っちゃお」
そういってガバリ、と私に覆いかぶさる悟くん。
「ちょっと重いって!」
げらげら笑いながら彼の背中をたたくと
悟くんは大きなため息をついて脱力したかのように私にもたれかかる。
「どうしたの?」
「...いや、あと数日でAが帰っちゃうって考えたら悲しくて。」
急にらしくない弱音を吐くからびっくりしたのと、
私のことを求めてくれているという嬉しさが絡み合った
何とも言えない気持ちが込み上げてきた。
「悟くん、起きて」
悟くんの重い上半身を持ち上げて
悟くんの正面に向い合せになる。
「...」
ちょっぴり不貞腐れたような顔で私を眺める彼
「悟くん、あのスカイツリーの時の指輪、私にくれる?」
悟くんのきれいな青い目を真剣に見つめてつぶやいた。
「...!ちょっとまってて!」
ハッとしたように慌ててベットから悟くんが飛び出した。
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のんのんた(プロフ) - タイトルに衝撃を受け、気ままにタップして拝読させていただきました。本当に面白くて一気に読んじゃいました…。またリピートして一話から読みます…本当に天才的で大好きです…。すこ…何もかも…すこぃ…大好きだ…。 (2022年12月9日 3時) (レス) id: a4f760f5fa (このIDを非表示/違反報告)
tynyan0405(プロフ) - はじめまして。更新を楽しみに読ませて頂いております。私も作者様と同じ東北の出身です。この作品の主人公が仙台だったので、きっと作者様も仙台にお住いなんだろうなと思っていました。応援してますね。お互い頑張りましょう。 (2022年3月17日 21時) (レス) id: a6f3eb729d (このIDを非表示/違反報告)
藍咲 零 - 五条先生が甘々になってんのすごいいい。次も早く見たいです。 (2022年3月16日 20時) (レス) @page31 id: c2f2f889ad (このIDを非表示/違反報告)
かな - 内容はもちろんですが、エピソード名が好きな映画作品ばかりで嬉しいです!!これからもたのしみにしています! (2022年3月16日 17時) (レス) @page31 id: bbaf3f1256 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年3月15日 23時) (レス) @page28 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そふぃあ | 作成日時:2022年3月14日 5時