風○行ったら彼女が出来た話【五条悟】

4.死霊館 ページ5

「でさ、最近変なことココで起きたりしてない？」

突然彼の顔が真剣な表情になる。


「変なこと…？」

「君が体験したことじゃなくても、この店のスタッフとか他の女の子から奇妙な話なにか聞いてない？幽霊とかさ。」



何を真剣に言い出すのかと思ったらまさかの怪談。
と思わず吹き出してしまう。







「えぇお兄さんもしかして肝試ししにここに来たの？」

笑いながらそういうと彼も表情を緩める。





「いやさ、まあそんなところなんだけど噂を聞きつけて東京から来ちゃったんだよね〜！」

「えぇ！？東京からわざわざですか？」

「うん、だからさなにかないかな？」




めちゃくちゃ長身にモデルのような異様に整った顔。
そんな彼がこんな事言って、おちゃらけてて、
まだまだ世の中にわからない男の人もいるもんだなぁなんて。




「あ〜でも、噂がではじめたのも結構最近で、この店の前を深夜に通ると泣き声がきこえる。とか、部屋に待機してた女の子が鏡に写る何かが見えた。とかは聞いたことあるかなぁ。でも、やっぱ国分町もそういう街だし良くある噂じゃないのかな、なにお兄さんこの店が呪われてるとでも言いたいの？」


笑いながらそういうと


「うーんまぁ、そんなとこかな。もし何かあったら連絡してよ。」



そう言ってLIMEのIDの書いた紙を渡された。

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