35.愛を読むひと ページ36
レストランを出て
念願のスカイツリーに登った
「ほら念願のスカイツリーだよ〜しかもこんなスーツのイケメン付きでさ」
なんて、ずっとディナーの時の悟くんの言葉が頭の中をぐるぐるして
パンクしそうな私を笑わせてくれる。
さっきの出来事はなかったかのように
「そうだね、グットルッキングガイ五条悟とスカイツリーなんて幸せもんだ」
と笑うと悟くんもホッとしたように
私の頭を叩く
スカイツリーから見る夜景は
さっきのレストランからみるよりも
仙台よりも狭いはずの東京が何処までも広く見えた。
「悟くんはさ、まだ数回しか会ってない私のために死ねる?ほら、タイタニックみたいに。」
夜景を眺めながら
自然と言葉が出た。
「…死ねるよ、Aのためならね。もしこのスカイツリーが倒れてもAだけは絶対守るね、ま、もしそうなっても僕浮けるから僕も死なないけど」
きっと悟くんなら本当に守ってくれるだろう、
実際一度命救われてるし。
この前観たタイタニックが違って見えた理由を
無意識に確認したんだと思った。
「さ、そろそろ帰るか。満喫出来た?田舎もんのAちゃんさ」
「うるさいなぁ〜本当楽しかった、ありがとう」
「まぁ僕のお楽しみは家に帰ってからだけどね。このドレスの色っぽいAを早く食べちゃいたい」
「…帰りたくないなぁ」
この非日常にずっといたい、
今日が終わったら悟くんと次会えるのはいつだろう
そんな感情でいっぱいになった
「…それは僕としたくないってこと?」
「いや違うって」
全く違う捉え方をされて
プッと笑ってしまう
「悟くん、次はいつデートできる?」
「…そんなに楽しかった?」
「うん、早くまたデート行きたい」
初めての私からの要望に
ビックリした表情を見せる悟くん
「はぁ〜…僕Aのために頑張っちゃお」
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のんのんた(プロフ) - タイトルに衝撃を受け、気ままにタップして拝読させていただきました。本当に面白くて一気に読んじゃいました…。またリピートして一話から読みます…本当に天才的で大好きです…。すこ…何もかも…すこぃ…大好きだ…。 (2022年12月9日 3時) (レス) id: a4f760f5fa (このIDを非表示/違反報告)
tynyan0405(プロフ) - はじめまして。更新を楽しみに読ませて頂いております。私も作者様と同じ東北の出身です。この作品の主人公が仙台だったので、きっと作者様も仙台にお住いなんだろうなと思っていました。応援してますね。お互い頑張りましょう。 (2022年3月17日 21時) (レス) id: a6f3eb729d (このIDを非表示/違反報告)
藍咲 零 - 五条先生が甘々になってんのすごいいい。次も早く見たいです。 (2022年3月16日 20時) (レス) @page31 id: c2f2f889ad (このIDを非表示/違反報告)
かな - 内容はもちろんですが、エピソード名が好きな映画作品ばかりで嬉しいです!!これからもたのしみにしています! (2022年3月16日 17時) (レス) @page31 id: bbaf3f1256 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年3月15日 23時) (レス) @page28 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そふぃあ | 作成日時:2022年3月14日 5時