Pure Love (ページ43)

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ジェノside

忙しい合間を縫って、今日もスケジュールが終わって落ち着いた後Aに「行くね」とラインを入れる。数分後に来た、サンリオの可愛らしいスタンプを見て、思わずニヤニヤが収まらなかった。
それを誰かが見てることなんて忘れて。

付き合ってからのAは、自分で言うのもなんだけど、僕のことを好きなんだってすぐ分かる。それくらいに初めての恋愛に戸惑いながらも、僕を好きでたまらないといった様子を見せてくれる。……でも、そんな初心者ちゃんがたまに見せてくるストレートに、僕はかなりノックアウトされるのだけど。

まだジェミンにしか言ってないので、極秘交際には変わらない。コソコソと玄関先で靴を履いていると、お風呂に入っていたはずのヘチャンがいた。

HC「ジェノ、何してんの？」
「ん、散歩でもしようかなって」
HC「え、お前が？だって、いっつも俺らが誘っても外なんて行かないじゃん。しかも今日はずっとダンスしてたし……。最近、出かける回数多くない？」

うわ、やばい。しかも結構厄介。ヘチャンはすぐに何か言ったり、みんなの前でからかったりするからバレたくない。それに、普通に口外しそうで嫌。

「あー、最近寒くなってきたじゃん？だから、音楽聞きながら感傷に浸って歩くんだよ。夜だし綺麗でいいよ。ハハ、じゃあな」

なんとも胡散臭い。まあ、若干やってはいるんだけどさ。と思いながらもやっぱ俺が言うのは無理があるよな、なんて。

*

RJ「…クッソ下手くそだな、嘘」
HC「え？」

RJ「いやあ、ヘチャン、お前もバカだなあ」
HC「おい、まだ俺なんも言ってねーからな！」
RJ「まあ、あいつが話すまで待ってようよ。面白いから」
HC「だからなんの話なんだってロンジュナ」
RJ「ヘチャナ、……マクヒョンならまだしも、お前もとんだアホだ」
HC「だからなんでさっきからボロくそなんだよ！マクヒョンと一緒にすんなって」
RJ「ジェノがあんななのも久しぶりだしな、ちょっと羨ましい」
HC「おーーーい、聞け！」

MK「なーんかヤッカン、どこかでバカにされてるような気がするんだけど？」

JM「マクヒョン、バカにされたんじゃなくてバカなんでしょ」
MK「ジェミナ？」