Pure Love (ページ36)

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CL「ヒョン、今の何」

チョンロや、黙ろうか。
と思いつつこれで誰も突っ込まない方がおかしいよな、とも思う。

HC「えまじでさ、え、何？A、いや、ジェノ？は？」
MK「ヤッカン、いや、ソルジキ？ヤーーーチョンマル？」
JS「驚いたんだけど」

メンバーは騒然としているが、ここには俺たちだけじゃなくて他の人も多くいる。
今はこの話に口を開くべきじゃない。

RJ「ロロ、黙れ。ヘチャ二お前は…」

おお、ロンジュナ、俺と同じ思考でいてくれて嬉しいよ。でも口悪すぎる。

JS「とりあえず、練習はもう終わってるから、解散しようよ。ヒョン」

その方がいいんだよね？という表情で僕の元に駆け寄ってくるチソンア。はぁ、可愛いし気の利く僕の弟は素晴らしい。

「気になりますオッパぁ」

A達を連れてきたエスパ達も、俺らにくっついていたアイブ達も興味津々って感じがして誰も帰る気配はない。
なんなら、さっきまでジェノにピッタリだったガウルの姿がないから、2人の後を追いかけて行ったんだろうな。

親友ジェノの恋路を応援したいけど、今の状況も中々地獄ダヨネ。

「全員うるさいな！私たちがとやかく言うことじゃないだろーがよ。もう仕事は終わったんだろ？じゃあ帰ろうじゃないの全員で」

ほら早く出なよ、と追い返す仕草をするダリア。
いきなりの行動に全員が固まるも、まだ食い下がるアイブメンバー達もいて「でもぉ…」とか言ってる。

「終わったんでしょ？ジェミンさん違う？」
JM「は、はい」
「だってよ。なら帰ればいいじゃん。
ベラベラ喋んじゃないよ、分かった？特にイソ！ウィンター！ニンニン！あんた達辺りよ。あとヘチャン、お前もな！」

「「「は、はい」」」

ほら帰れ！と言えば彼女の気迫に負けて皆が帰宅の準備をし始めた。すげぇ、いや、てか怖ぇ。

JM「…かっこいい」
「は？」

今までこんな女見たこと無かった。友達の為なら顧みず漢になれるアイドルなんて…！

JM「ダリア、連絡先交換しよう」
「え、嫌ですけど」
JM「え、しようよ〜♡ナナはしたい♡」
「気持ち悪」

後ろでドリムメンバーが「Aとジェノが絡んでるの見たことあった？」「なんだよジェノ、俺が惨めになるじゃんか〜」「え付き合ってんの？」「まあジェノなら仕方ない。男として負けすぎてる」「帰ってきたらいじってやろうよ」と騒がしくしている声も聞かずにダリアにしつこく声掛けていた。