Pure Love (ページ21)

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Aside

私たちはその秘密のカフェでだいたい2週間に1回くらいのペースであっていた。

JN「Aのこともっと知りたいって言ったよね」
『はい』

と言った後、どうしよう困ったというジェノさんらしくない顔をして続ける。

JN「す、好きな食べ物はなんですか？」

『笑いいですね。なんか、私達』

あまりにも初歩的な質問をしてくるジェノさんに思わず笑ってしまう。だとしても、自分でも最初、その質問をするのかもって思ってしまった。

JN「そうだね。僕もこんなに楽しくてドキドキする時間は久しぶりだよ」
『好きな食べ物…なんだろう、天ぷらです』

JN「天ぷら…？美味しそう、僕まだ食べたことないかも。日本食？」

『はい。日本食はとっても美味しいんですよ。私はB級グルメも好きで…』

そこから話の内容は変わっていき、その日は食べ物の話で大いに盛り上がった。
ジェノさんはチーズが好きらしい。私もチーズが好きなので、今度チーズフォンデュを食べてみたいという話にもなった。

*

自分たちの話だけじゃなくて、仕事の話やメンバーの話にも花が咲くようになった。

ジェノさんの話にはよくジェミンさん、マークさんが出てくる。

JN「ジェミンはずっと昔からの大親友で、喧嘩もしたことない。何をするのにも一緒なんだ」

って言ってたし、

JN「マクヒョンはからかうのが大好き。天然で、おバカだけどすごい才能に包まれてる。音楽も大好きだよ」

って言ってた。
マークさんはとっても有名だから名前くらいは私も聞いたことある。ちょっと寂しそうな顔でAも天才だからかっと気が合うと思う、と言ったのを聞き逃さなかった。

別に、マークさんなんて興味無いから心配しなくていいのに。

一方私もメンバーのことを話すようになった。

『ダリアとはジェミンさんとジェノさんみたいな感じかも。喧嘩は私達はたまにするけど、1番の理解者なんですよ』

JN「いっつもAを支えてくれてるんだね」

『あと、オンニは何だかんだ頼れるリーダーです。ちょっと危なっかしいところもあるけど』

JN「僕よく見た事ないかも。でも、チソンがタイプって言ってた」

『カンナは可愛くて自慢のマンネ。でも、ちょっとかなり恋多き女だから心配』

JN「確かに、噂によく聞くかも。でも、Aメンバーの話してる時すごく楽しそうな顔してる」

私の顔を肘を着いて見ていたジェノさんは、頬を弛めて頭を撫でてきた。
もう撫でられたことを拒否しなかった。