先輩の秘密 ページ3
ー
「よし、資料はこれで良いよ。印刷して」
『はい』
『すいません
ここの数値なんですが…』
「んー？何か違う」
『ですよね。でも、どこが間違ってるのかわからなくて』
「ちょっと見せて
…
…わかった。
この項目を外して、こっちとこっちを合わせて…これでどうかな」
『あ！そうです、これです！
さすがA先輩
ありがとうございます！』
「いえいえー」
朝は起きられないし 料理も苦手
でも、仕事だけは出来る
自分で言うのもおかしいけど
実は バリバリのキャリアウーマン
『先輩
今日のランチ、一緒にパスタ食べません？良いお店見つけたんですよ〜』
「あぁー…ごめんね？嬉しいんだけど、私 お弁当なんだ」
『あんた知らなかったの？A先輩毎日お弁当持って来てるんだよ』
『そうだったんですね！料理も得意だなんてすごーい』
『さすが 仕事が出来る人は違います』
「…そ、そうかな…へへ」
ごめんギョンス
私の手柄にしちゃった
「私もそろそろお昼にするから、みんなはパスタ食べておいで」
『『はーい』』
後輩たちを送り出し、デスクでお弁当を広げる
「わぁ〜 美味しそ」
ギョンスが作ってくれるお弁当はいつも彩りが良くて食欲が増す
「いただきまー…」
『嘘つき』
「！」
驚いて唐揚げを落とすところだった。危ない危ない
「急に何言うのよジョンイナ」
後ろからやって来たのは1つ年下の後輩
キム・ジョンイン
イケメンでスタイルが良くて仕事も出来るから、入社当時から大人気で
噂ではファンクラブまであるらしい
確かに良い奴ではあるけれど
ちょっと生意気なとこもある
『嘘つきだから嘘つきって言ったんです。
ヌナ、料理出来ないじゃん』
「それは…別に…嘘をつこうと思ってついたわけじゃ」
『もはや“料理出来ない”ってレベルじゃ済まないくらいダメなのに？』
「ダメって何よー！うるさいな」
『殻ついたままの卵をフライパンに乗せた人は初めて見ましたよ。考えただけで、あのときの恐怖が蘇ってきました』
「……」
『で、そんな美味しそうな弁当どうしたんですか？
スーパーでお惣菜買って詰めて来たとか？』
「…彼氏が」
『え？』
「彼氏が…作ってくれたんです」
『彼氏が弁当作ってくれるんですか？』
「うん」
『ヌナの彼氏、料理上手なの？』
「上手だよ！すっごい美味しいの。
その上 掃除も得意で洗濯物畳むのだって私より何倍も上手いんだから」
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あまいくりーむ(プロフ) - 素敵な完結ありがとうございます！ギョンちゃんのツンデレなところや甘いところ、色々な表情が想像出来とっても素敵でした。焦るギョンちゃんもすごく良かったです！とってもお話楽しませていただきました！本当お疲れ様でした&ありがとうございました！ (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ドリーさん» ありがとうございます（ ; ; ）そんな風に言って頂けて光栄です。ギョンスがいない日々はしばらく続きますが、彼の健康を祈りながら応援しましょう！ファイティン！ (2019年7月16日 22時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - あまいくりーむさん» いつもありがとうございます^ ^最後までお楽しみ頂けたでしょうか？“苛立って八つ当たりして彼女が家出しちゃったと思って焦るギョンス”を書きたくて始めたお話だったかもしれません(笑)そのシーンを書くことが出来てよかったです (2019年7月16日 22時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ドギョンスラブ！さん» 大好きだなんて嬉しいです(T_T)応援ありがとうございました！ギョンスの無事を祈りながら帰りを待ちましょう！ (2019年7月16日 22時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ジンリさん» 続きもがっかりせずお楽しみ頂けたでしょうか？お付き合いありがとうございました！ (2019年7月16日 22時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2017年11月12日 14時
