スペイン ページ22
．
静かな空間で、美味しい紅茶を飲みなが読書。
これこそ最高の至福。
それを邪魔するやつなんて許さない。
そう、例えばこいつ。
スペイン「なーそろそろ俺に構ってやー」
「…」
さっきからペラペラと話しかけてきて、私の読書タイムを邪魔する。
スペイン「なーってば」
「五月蝿いです。構って欲しいならロマーノ君にでも頼みなさい」
眼鏡をくいっとあげて彼の方を向く。
読みかけの本にしおりを挟んで席を立つ。
スペイン「どこ行くん？」
「貴方が煩いので別の部屋で読みます。」
スペイン「えっちょ、待ってーや!!」
「待ちません」
ぐいっと私の服の袖を引っ張る。
スペイン「ごめんて!静かにするから行かんといて!」
「…分かりました。静かにしてて下さいね。」
自分の席に座る、そしてまた読書を始める。
パラパラと本をめくる。
クライマックスの時、いきなりスペインが立ち上がり私の方に向かってくる。
スペイン「A」
「はい」
読んでいたのを中断し、目線をスペインに向ける。
ヒョイ
「ちょっ、なにするんですか」
スペイン「おー結構どが強いねんな」
私の眼鏡を奪い自分でかける。
「返してください。それがないと何も見えません。」
目を細めながらスペインの顔にかけてある眼鏡に手を伸ばす。
あと少し、というところでいきなりスペインが私の手を掴む。
「何をッ…」
ぐっと掴む手に力を入れられいきなりスペインの顔がすぐ近くにくる。
恥ずかしくなって顔を背ける。
スペイン「もうこれから眼鏡をかけたらあかんで?」
「は?」
意味が分からない。急にそんな事言われて随分間抜けな声が出てしまった。
スペイン「だって、近づかな見えへんねんやろ？」
「そうですが」
スペイン「眼鏡がなかったら話す時絶対顔近づかないあかんくなるやん!」
「…は?」
(私、眼鏡がないと何も出来ないです。)
(大丈夫、俺が全部お世話したる。)
(…)
(引かんといてや!!)
END
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阿未 - わー(;o;)完結しちゃったよー…。寂しいけど、お疲れ様でした!!(^o^)/ (2014年9月4日 21時) (
レス) id: 01223c6e1e (このIDを非表示/違反報告)
てぃんくる(プロフ) - ちょこさん» 内藤w斎藤と似てますねwこれは間違っちゃいますね！フィンくんはいけない領域に行っちゃったのでしょう(´･Д･)」コメントありがとうございました！ (2014年8月31日 23時) (レス) id: 5432db796c (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - フィンに何があった…← ところで、さっきリヒちゃんの見て「内藤ー!!」って叫んでたら、斎藤でした。ごめんなさい斎藤さん (2014年8月31日 22時) (レス) id: c846c5f724 (このIDを非表示/違反報告)
阿未 - てぃんくるさん» さすが、てぃんくるー!!!(≧▽≦)＼(^o^)／(^з^)-☆←← (2014年8月26日 17時) (レス) id: 01223c6e1e (このIDを非表示/違反報告)
てぃんくる(プロフ) - 阿未さん» そうだねwwwさて、お誕生日おめでとうイラストかくか…← (2014年8月23日 22時) (レス) id: 5432db796c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぃんくる | 作成日時：2014年5月6日 0時
