【アニキャラ】"貴方"という"私"【成り代わり短編集】

やっと＊[私のことなんて]続編桜乃成り代わり跡部切甘夢 ページ5

＊side・跡部＊


竜崎と別れて、2週間が経った

最近、練習に身が入らない

それが何故なのか、自分にも分からない

あぁ、イライラする…っ！


侑士「なぁ、跡部」

跡部「…なんだ、忍足」

侑士「自分、最近彼女、Aちゃんとなんかあったん？元気ないで」

跡部「A？」


聞き覚えのない、名前

誰だ、Aって…？


侑士「…ちょお待てや、自分、彼女の名前も知らんかったんか…？」

跡部「彼女？」

侑士「…それでよおあの子付き合うてくれたな…はぁ、竜崎Aちゃんや」

跡部「竜崎、だと？」


そういやぁ、あいつのこと

苗字でしか呼んでなかったな…

ふと、ギャラリーの方へ目を向けた

そして思い出すのは

毎日毎日フェンスの外にいた、竜崎


A『跡部さん！頑張って下さい！』

A『あーっ！ちゃんと汗拭かないと風邪ひきますよ！』

A『跡部さん、辛い時は辛いって言って良いんですよ…跡部さんだって、まだ中学生なんですから…』

A『跡部さん…別れませんか？』

A『好きな人に、無理矢理付き合ってなんて、もらいたくないんです』


あの日あいつは、無理に笑ってた

いつも、輝かんばかりの笑顔で

俺のテニスを、見ていた筈なのに

毎日、俺の、ために…

そんな竜崎を、思い出すと

途端に会いたくなってしまう

そうか、好き、だったのか

想いを自覚したら

あいつに、Aに、謝りたくなった

会って、謝って、抱き締めたい

あの日のキスは、冷たかった

それはまるで、あいつが泣いてるようだった

もう、そんな思いさせたくねぇ

傍に、いてぇんだ


跡部「…忍足、あと頼む」

侑士「ふっ…任しとき。頑張りや、跡部…」


あいつの元へ、走り出した




青学の正門から少し行ったところで

あいつの背中を見つけた


跡部「っA！」


びくりと肩を揺らし、あいつが振り向いた


A「跡部、さん？どうして…」

跡部「っ…すまなかった」

A「…え？」


目を見開くAを抱き寄せる


跡部「勝手だと、思うかもしれねぇ、けど…俺様は…俺は、お前が好きだ」

A「う、そ…」

跡部「嘘じゃねぇ。気付いたのは、さっきだがな」

A「跡部さん…っ」


声と肩を震わせ泣くAを

力一杯、抱き締めた




(やっと気づけた愛おしい存在)

(もう絶対に、手放したりしねぇ)

だから＊京子成り代わりツナ甘夢標的237ネタ＊れいな様リク→←私のことなんて＊桜乃成り代わり跡部切夢

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す