３ ページ10
｢それって……そう思おうとしている。とか｣
JJ｢え？｣
一度フラれたことは事実で、そのときは私とは付き合えないと思ったことは確かなのだと思う。
『好き』だと言ってくれていても、それは
それこそ魔が差したのか、はたまた気の迷いか。
私が離れてしまっている間に、ジェジュンのなかで一人で気持ちだけ盛り上がってしまったとしたら
いざ付き合ってみたら直ぐに『やっぱり違う』と思い直してしまうのではないだろうか？
ぬか喜びをする前に、私は一呼吸置いてジェジュンにきちんと確かめてみた。
｢だって、ジェジュンは間違いなく私を振ったのよ？
『そういう好きじゃない』って。
だからジェジュンは本当は今も『そういう好きじゃない』んじゃないかなぁ？｣
そんな風に私が理屈を言うと、少し不機嫌そうな顔をした。
JJ｢好きだよ俺。間違いなくAが。
だから毎日ここでA待ってたんだもん｣
・・・ん？
今『毎日』つった？
｢ま、毎日？｣
JJ｢うん、そう。毎日。だから今日会えて嬉しかったよ。
ずっと既読にもならなかったメッセージもやっとさっき既読が付いて
もしかしたら！って思ったら、やっぱりAに会えて｣
本当に本当なのだろうか？
ジェジュンが私を好きだなんて……。
私は、信じても良いのだろうか。
｢本当なの……？
本当に、好きって……｣
JJ｢嘘なんか付かないし、俺。好きでもないのに毎日駅に行くほど暇でもないし｣
｢頼んでないし、私｣
JJ｢あっ！待ってたのは俺の勝手で！……ごめん｣
好きな人に『好き』だと言われたのに
何故かモヤモヤするのは気のせいか……
何が引っ掛かるのか
自分でもよく分からない。
JJ｢A……｣
｢うん？｣
JJ｢俺と、付き合ってください｣
｢っ……｣
JJ｢お願いします｣
ぐいっとテーブルに付くほどに頭を下げたジェジュン
本当は嬉しくて直ぐ『うん』と返事をしたいのに
なんだかモヤモヤとして、このまま直ぐに受け入れてしまったら
決心して皆と距離を置いた自分な気持ちに負けてしまうような気がしていた。
｢私ね……本当に本当に悩んだの。
皆と集まるのが楽しくて大好きだったから
本当に何度も何度も悩んだの。
やっと自分で決心して皆と離れることを選んで
あれからずっとジェジュンを忘れようって一人で頑張って｣
JJ｢……うん｣
｢正直、ジェジュンのことは好きだけど……告白したときよりも少し気持ちが減ってきてるよ？
それでも良いの？｣
どんなことも最初が肝心だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 374人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆまゆ(プロフ) - 裕さん、ジェジュンの「キュン」に「ズキュン！」ですよ。ジェジュンって、そうか、話長いのか。とか天然、うんうんそうかも。とか思いながらニヤニヤしながら読みました。いろんなこと言う人いるけどやっぱり私はジェジュンが好きだなぁ////って思いました。 (2020年7月16日 1時) (
レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» 裕さま！笑っちゃうほどー…ありがとうございました！ジェジュンさんは天然www( ´艸｀) なぁんかギャグ漫画をみてる(読んでる)感覚になっちゃいました！愉しかったです♪ (2020年7月15日 23時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - あぁ、もう裕さんの描くジェジュン、好き過ぎます(//∇//) (2020年7月15日 21時) (レス) id: 685d8885fe (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 立場が逆転して、愛されて良かった〜。こりゃ、新婚生活も期待できますかね？？その後、ありがとうございました！ (2020年7月15日 20時) (レス) id: 2a368a7c48 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 安心感がありますよね〜(笑) (2020年4月21日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2020年4月20日 1時
