LAVENDER【その後】１ ページ5
"『友達』"から"『恋人』"という関係に変化した私達。
ずっと気持ちを抑えながら彼と接してきた時間が長く
それを今は我慢しなくて良い立場になって
自分でも呆れるくらい、日々彼への気持ちが溢れてくる。
JJ｢……ちょっと見すぎじゃない？｣
｢えっ？見てた？私｣
JJ｢見てたよ。さっきからずっと｣
気が付くと、一緒にいる部屋のなかで
ジェジュンばかりを目で追っている自分。
何かに夢中になっている彼を
私は夢中で見つめている。
JJ｢なんなの？｣
｢えっ？｣
ジェジュンはそう不機嫌そうに言った。
"反動"というものなのだろうか。
友達だった頃はなるべく視線を彼から逃がす事ばかりしていた私
でも今はその逆で、ジェジュンがそばに居るときは
彼ばかり見てしまう。
｢ごめん……｣
不機嫌そうなジェジュンの様子に泣きたくなった私。
そっと立ち上がると、静かにお財布をもって
こそっと玄関に向かう。
｢コンビニ行ってきまーす｣
バタンっ！
逃げるように自分の部屋を出てエレベーターに乗り込んだ。
｢嫌われちゃうな……これじゃ｣
ため息をつきながら、独り言を吐いた。
コンビニへと歩きながら、ジェジュンと友達の時の自分を思い出していた。
あまり距離が縮まらないように意識して付き合っていたあの頃。
そんな私をジェジュンは好きになってくれたのなら
今の私はジェジュンには重すぎるのかもしれない。
折角恋人になれたのに……。
彼への気持ちが溢れすぎて嫌われるなんて
とんだ笑い話だ。
コンビニで雑誌を立ち読みし、アイスを買って自分の部屋へと帰る。
帰りの足取りはとても重く、やっとついたマンションのエントランスのエレベーター前では
中々ボタンを押すことが出来なかった。
振られちゃうのかな……私……。
このまま部屋へ戻ったら、ジェジュンは帰ってしまうかもしれない。
"付き合ってみたら思ってたのと違った"なんて
ずっとそう思われてたのかも……
また泣きそうになりながら、エレベーターの前でモジモジしていると
エレベーターは動き出して上の階へと行ってしまった。
この次にしよう
戻ってくるエレベーターを待ちながら、何度目かのため息をついていると
エレベーターは１階へと戻ってきた。
ﾁﾝｯ…
ドアが開くのを端で待っていると、中から人が出てきた
俯いて軽く会釈をしてエレベーターに乗り込もうとすると
『Aっ！』
頭の上から私を名前を呼ぶ声が聞こえた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 374人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆまゆ(プロフ) - 裕さん、ジェジュンの「キュン」に「ズキュン！」ですよ。ジェジュンって、そうか、話長いのか。とか天然、うんうんそうかも。とか思いながらニヤニヤしながら読みました。いろんなこと言う人いるけどやっぱり私はジェジュンが好きだなぁ////って思いました。 (2020年7月16日 1時) (
レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» 裕さま！笑っちゃうほどー…ありがとうございました！ジェジュンさんは天然www( ´艸｀) なぁんかギャグ漫画をみてる(読んでる)感覚になっちゃいました！愉しかったです♪ (2020年7月15日 23時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
sana(プロフ) - あぁ、もう裕さんの描くジェジュン、好き過ぎます(//∇//) (2020年7月15日 21時) (レス) id: 685d8885fe (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 立場が逆転して、愛されて良かった〜。こりゃ、新婚生活も期待できますかね？？その後、ありがとうございました！ (2020年7月15日 20時) (レス) id: 2a368a7c48 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 安心感がありますよね〜(笑) (2020年4月21日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2020年4月20日 1時
