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第3話 日常3 ページ3

中也が部屋を出た後、それに続くように立原も部屋を出た。

「ねえさん。Wii U買っといたんで、今度持ってきますね。テレビあんのねぇさんの部屋だけなんで」
「おまっ、それは流石に駄目だろ。」

よろしくっす!

そう言い残して出て行った立原はあとで殴ろう。

それより、真面目そうな残りの面子が未だ粛々と私の部屋で仕事を続けているのはどうしたらいいんだろう。

出て行けとも言えないし。

...こういうところが甘いって言われるんだろうな。

と、いつもと同じことを繰り返して悩み、結局諦める。

一応仕事には全く支障が出てない訳だから、別に駄目なことはない。と思う。



と、いう事で、



ここで少し、私の紹介をしよう。

職業は殺し屋。個人的な依頼も受けながら、ポートマフィアとして人を殺す事もある。

どこの幹部にも所属はしていない。ポートマフィアとは契約で結ばれただけの関係であるため、基本森さんの指示でしか動かない。どこの幹部に指図されようが私の上司は森鴎外ただ一人であるため関係ない。

でも、一応幹部より下級の人達は私を上司として扱う。まぁ、森さんとの繋がりが深く長いため仕方がない。

とは言っても、純ポートマフィアとも言えないところがあるお陰で部下とも幹部以上に、幹部とも部下以上に親しく接することができている。

ちなみに、個人的な依頼は仕事用のパソコンにメールが入る。

そして今度はプライベート。

家はちょっと大きめのマンション。
愛車は赤のランボルギーニ。目立つから他にもあるけど、仕事によって使い分ける。バイクもある。

紅茶が好き。

で、恋人は中原中也。
彼の家には時々泊まる。彼も時々うちに泊まる。

そこらへんのカップルとあまり変わらないだろう。
ただあまりイチャイチャしないでお互いに照れ合う事がここ最近殆どないというだけで。


とっても平凡な彼氏と彼女。

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作者名:花穏 | 作成日時:2019年8月25日 17時

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