嗚呼 愛すべき僕らのヒョン_3

貴女目的は？ ページ39

JS SIDE

ハニと練習室に到着すると真剣な顔をしたメンバー達が、モニターの前にいた。


「あれ？もう練習始まってた？」

JH「まじか！」


SC「いや、、、ちょっと皆に見て欲しいものがある。」


モニターの右下には今日の日付。


レナさんが僕達の靴を、いやとうまの靴を物色して、何かを靴の中に入れる。


JH「あ？何やってんだこの女」


SC「で、とうまの靴を見ると、、、」


逆さまにすると無数の画鋲が落ちてくる。


床に落ちたものをみてメンバーは驚く。


とうまは下を向いたまま。


MG「が、、びょう？」


SC「昨日も入ってたらしい。」

JH「とうま、、、なんですぐ言わないんだよ、、、」

ハニがもう一度とうまに問おうとした時、ミョンホが

MH「ヒョンは！これ以上騒ぎを立てたくないから、、、、昨日も我慢して踊ってま、、した。」


ミョンホの声は少し震えていた。


レナさんがますます分からなくなる。
とうまに気があるんじゃないの？


JH「これをマネヒョンに見せよう。」


僕もそれがいいと思う。

これ以上あの人がここのチームにいる必要はない。


『、、、ちょっとしたイタズラだよ。レナさんの、、、』


JH「っ！！お前自分がやられたことわかってんのかよ！」

『わかってるよ！！でも！信じても上げたいんだよ！！俺には！！！！一生懸命夢を語ってくれたんだよ！』


ハニがとうまの胸ぐらを勢いよく掴むけど、とうまはそれに負けないくらいに言い返した。


SC「落ち着けって！」


二人の間にスンチョルが入る。


マネ「お前らさっさと練習やれよ」


マネヒョンはタイミング良く部屋に入って来てくれる。
レナさんを連れて。


WZ「いいからこれ見てよ」


マネヒョンはめんどくさそうにモニターを眺める。

レナさんも黙って見ている。


レナさんがとうまの靴にポケットから出したものを入れているシーンが映ると、マネヒョンの表情は曇る。


WZ「こーゆう事。」

ジフナが床を指すとさっきスンチョルが落とした画鋲が無残に広がっている。


マネ「レナ、、、どういう事だ」

レナ「私は、、、こんな物騒なもの入れていません、、、」


WN「だったら、何を入れてたんだよアンタは」


レナ「、、、、私は」

認めようとはしないレナさん。

とうまの顔は本当に悲しそうで、こんな顔にさせるアナタが許せない。


「ご飯も無理やり誘って、とうまの身体も心も傷つけた。何が目的なんですか、、、」

僕の中でフツフツと静かな怒りが湧いてくる。

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