嗚呼 愛すべき僕らのヒョン_3

おつかれとうま ページ9

WN SIDE

日本での日程を全て終えて、俺たちは韓国に帰って来た。


少し前に新しい宿舎へ移動になり、今回はとうまと二人部屋に。


俺より先に出たバンに乗ったとうまは既にベッドに入っている。

日本にいた間は、とうまとは別の部屋だったからなんだか久しぶり。


メンバーも皆知っていることだけど、日本でコンサートはいつもとうまはナイーブになる。

普段元気な分、大変そうだ。


だから、日本から帰ってきた後はとうまは死んだように眠る。



荷物を置いて、とうまのベッドに腰をかける。

何もセットされていない髪の毛がとうまの顔にかかっている。


顔を見ようと髪の毛を退けると、とうまは目を閉じて夢の中だ。


ストレスからか肌荒れが少し目立つ。


お前は抱えすぎなんだよ。
日本人一人で、日本での公演に一人でプレッシャーを感じすぎている。


人には頼れ頼れ言いまくるくせに。


とうまがよくメンバーにするように俺もとうまの頭を撫でる。

まだ眠りが浅かったのか、目を開ける。


『ウォヌヤ、、、、ごめん、寝てた』

「いいよ」


そのまま俺の手を取り、繋ぐ。

『手、つめたいね』

「心があったかいんだよ」


んふふと笑うとうまは、なんだか小さい子みたい


「明日はどうせオフだしもう着替えて寝ちゃいなよ」

『着替えさせて〜』


そう甘えるとうまを見れるのはきっと同じ部屋の特権なんだろうな。


自分で着替えろ、と新しいTシャツとハーフパンツを投げる。


もぞもぞと動き出して、着替える

ハーフパンツはいらないと投げ返させる。


Tシャツにパンツ一枚で寝るのがとうまスタイル。


そのまま自分のベッドで寝るのかと思ったら、フラフラと俺のベッドに勝手に入る。


『あ〜ウォヌの匂いだ〜！』

といいながら、布団にくるまっている。


「俺風呂入ってくるよ。」

『うん、おやすみなさい〜』


部屋の電気を消して俺は風呂へ行く。

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