43:可愛い後輩 ページ43
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ジミン先輩は私の頭から手を離すと、一つため息をつく。
JM「ずるいよね、はじめてジミン先輩って呼んでくれたと思ったら、そんなお願いするなんて」
じとっと睨まれるので、あさっての方向を見て視線を逸らすと「A策士だ！」と嬉しそうにテテ先輩に言われた。
JM「分かったよ、残るから。お昼食べながら一人分の格安の宿を探し、安くて早くて簡単な公共交通機関を調べること。できなかったら一緒に帰る。バイトがあるから、どっちにしろ夕方までね」
TH「ヒョーン！ありがとうございます！！」
HS「ヒョンならそう言ってくれると思ってました！」
『ジミン先輩ありがとうございます！！』
JM「ジミニオッパの価値があると思うんだけど？」
『それは話が違います』
JM「あー、何で許可しちゃったんだろう。女の子の後輩ってこんなに甘やかしたくなるんだね。
あ、Aはサボれる授業なんじゃない？一緒に残る？」
HS「それはダメです。それならみんなで帰りましょう」
『ホソク先輩、それもダメです。折角の変形菌が…』
JM「どう転んでも一人ね。まあ良いよ、ススホコリが気になるのは俺もだし。フィールドワークなんて一人でもするしね」
TH「ジミニヒョンも、Aの言いなりだ」
『変なこと言わないでください』
JM「チェ・ドンイ先生周り、マジで男しかいないからな」
TH「俺らも甘やかして良いですよ」
JM「十分可愛がってんだろ。こんな面倒見良いヒョン他にいないよ！」
HS「ヒョン、お土産も買ってきてね」
JM「今すぐ自分で買いに行け」
ーーーーーーーーーーー
あれから昼食を取り、三人で宿と公共交通機関を探した。その間ジミン先輩は、一人優雅なティータイムを嗜んでいた。
幸いにお眼鏡にかなうものを探し出せて、午後からはお土産を買ってそのまま帰る流れになった。
ジミン先輩を次の宿に送り届け、バイバーイと手を振る先輩たちに合わせて、少し手を振る。
『気を付けてください。ススホコリの記録、楽しみにしてます！』
JM「ねぇ、やっぱりAは残らない？手振ってくれるの可愛いんだけど」
HS「今しか味わえない幸せを噛みしめて、一人で残ってください」
JM「辛辣っ！」
最後には爆笑しながら残ってくれたジミン先輩に、心の中でもう一度感謝する。
口では色々言いあってても、ホソク先輩とテテ先輩の方が、私なんかよりよっぽど可愛がられてますよ。
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あさなさな(プロフ) - 読み返していただいてるなんて光栄です！些細な描写も見てくださり嬉しいです、ありがとうございます！ (5月17日 12時) (
レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
オドンチメグ(プロフ) - 度々すみません、改めて読み返しております。シルバニアぷいぷいホソク先輩、ますます大好きになりました。 (5月16日 21時) (レス) @page50 id: c550134bf4 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - オドンチメグさん» ありがとうございます！粘菌も含め楽しんでもらえているなら幸いです。 (2023年4月22日 0時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
オドンチメグ(プロフ) - 菌トークの奥深さ、菌ギャグ…詳しくないのですが、笑っております！素敵な作品を読ませて頂いて幸せです…！ありがとうございます。 (2023年4月21日 23時) (レス) @page32 id: c550134bf4 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - フネ55さん» こちらまでありがとうございます！粘菌の湿ったお話ですが、よろしくお願いします。 (2023年4月19日 0時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさなさな | 作成日時：2023年2月25日 13時
