41:とうとう見つけた ページ41
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パク・ジミン先輩は呆れたように両手を挙げた。
JM「分かったよ、降参。でもせめてジミン先輩にしてね。同じ屋根の下で一夜を共にした仲なんだから」
TH「ヒョンアウト！セクハラ！！」
HS「いかがわしい！A、パク先輩って呼んでいいからね」
JM「やー、お前ら大概過保護だな！Aも大変だ」
『余計な事言わないように、以後気を付けます』
JM「いっそのこと好き勝手言って、どんどん振り回しなよ。多分あの人たち、何でも言う事聞いてくれるよ」
HS「Aに変なこと吹き込まないでください」
TH「粘菌硬派なAが小悪魔ちゃんになったら、ヒョン責任とれるんですか？！」
HS「でもきっと何でも言う事きいちゃいますけどね」
TH「それはそう」
JM「もう小悪魔にズブズブじゃん」
私をネタに好き放題言わないでほしい。
そう思いつつも、なんだかんだ先輩たちの茶番劇には慣れてきた。話半分に聞き流していい。
無駄口を叩きながらも、変形菌探しを開始する。
やっぱり変形菌のこととなると頼りになる。名前の分からない変形菌も、先輩たちの誰かは知っていることが多い。そうでなくとも、おおまかな種類は分かる。
これよりもちょっと細長いのともう少し丸っこいのとでは、名前が変わるからね。見分けがつきにくい種類だよ、なんてアドバイスも的確だ。
それぞれが没頭する様に観察し、太陽が高くなってきた。
しっかり長袖長ズボンで、肌の露出も最低限だから、とても蒸れる。
HS「A水分取ってる？」
『今飲もうとしてました』
JM「喉渇いてなくても、意識的に飲んだ方が良いよ。じゃないとテヒョンアみたいに脱水で熱中症になるよ」
『テテ先輩ってフィールドワークの問題児ですね』
TH「優秀過ぎるの！他の事が見えなくなるくらいにね！」
HS「思い込んだら一直線だもんな」
TH「いつもホソガに助けられてて言いづらいけど、俺を助けるの毎回一足遅くない？」
HS「そうだね。今度は置いていくね」
『先輩！あれ！！』
またわちゃわちゃしだしたが、それを遮るだけの目標物を、とうとう見つけた。
倒木に横ばいに長く、ススホコリがあった。
汚れのように思われちゃうかもしれないけれど、それは立派な変形菌だった。
TH「うわー！！ススホコリちゃんだ！本当にいたんだ！まだちゃんと変形体でいてくれてた！」
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あさなさな(プロフ) - 読み返していただいてるなんて光栄です！些細な描写も見てくださり嬉しいです、ありがとうございます！ (5月17日 12時) (
レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
オドンチメグ(プロフ) - 度々すみません、改めて読み返しております。シルバニアぷいぷいホソク先輩、ますます大好きになりました。 (5月16日 21時) (レス) @page50 id: c550134bf4 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - オドンチメグさん» ありがとうございます！粘菌も含め楽しんでもらえているなら幸いです。 (2023年4月22日 0時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
オドンチメグ(プロフ) - 菌トークの奥深さ、菌ギャグ…詳しくないのですが、笑っております！素敵な作品を読ませて頂いて幸せです…！ありがとうございます。 (2023年4月21日 23時) (レス) @page32 id: c550134bf4 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - フネ55さん» こちらまでありがとうございます！粘菌の湿ったお話ですが、よろしくお願いします。 (2023年4月19日 0時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさなさな | 作成日時：2023年2月25日 13時
