17:赤点 ページ17
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bg「ごめんね。Aが高校時代に赤点取った科目とその点数も知ってて。物理は苦手だったんだね」
『うそっ。テヒョン？！なに晒してるの！』
th「あの時はひとけが無い場所でちょっぴり泣いてたでしょ」
『見られてたの？！今更わざわざ言わないでよ』
TH「そんなに悔しかったんだ」
『次のテストでめちゃくちゃ勉強して平均点より上をたたき出してやりました』
HS「え、そのグループトーク俺も混ぜて。俺だけAに情弱になっていくの辛いんだけど」
『やめてください！耐えられないです』
bg「ごめんなさい、ホソギヒョン。このグループは師弟関係で深く結ばれた人しか入れないので」
HS「そこは設定に忠実なんだ。俺もテヒョンアに弟子入りしようかな…」
『深い絆っていうのが怖いんだけど。どんだけ個人情報漏洩してるの？テヒョン、法学部じゃなかった？一回グループトーク見せて』
th「分かった、僕と法廷で喧嘩するってことね。良いよ。完膚なきまで打ち負かしてあげる。僕には勝訴しか見えない」
『もういいよ…人間として節度のある発言を心がけてくれれば』
th「誰に言ってるの？」
テヒョンに言ってるんだよ！と言う気力はもう無かった。
なんだかんだテヒョンのことは信用しているし、あれ以上はないだろう。
私を犠牲に仲を深めた三人は、楽しそうにご飯を食べ始めている。チョン・ホソク先輩が私に少し身を寄せる。
HS「A、テヒョンアは一か月ぐらいカトク無視して良いよ。俺が許す」
『ほんとですか？信頼と実績のチョン・ホソク氏ですね』
HS「Aの幸せな大学生活は俺が守るよ」
『ありがとうございます。弟子入りしようとしたの聞こえてましたからね』
HS「あ、はい」
TH「こらそこぉー！コソコソしないっ！」
五人でワイワイお昼を食べて、すっかりチョン・ホソク先輩とも仲良くなったテヒョンとボムギュは、来週からも月曜日はココでご飯を食べると約束を取り付けた。すっかりサークルに馴染んでいる。
ただ二人ともレモンちゃんを見て、「黒いブツブツ気持ち悪い…」とドン引き。
チョン・ホソク先輩は渾身の子実体に対する感想に納得いかないのか、しきりに首を捻る。
キム・テヒョン先輩は何に焦ったのか、早口でモジホコリの魅力を言い出し、法学部コンビは困惑していた。
ね、師事するような人じゃないって。
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あさなさな(プロフ) - 読み返していただいてるなんて光栄です！些細な描写も見てくださり嬉しいです、ありがとうございます！ (5月17日 12時) (
レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
オドンチメグ(プロフ) - 度々すみません、改めて読み返しております。シルバニアぷいぷいホソク先輩、ますます大好きになりました。 (5月16日 21時) (レス) @page50 id: c550134bf4 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - オドンチメグさん» ありがとうございます！粘菌も含め楽しんでもらえているなら幸いです。 (2023年4月22日 0時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
オドンチメグ(プロフ) - 菌トークの奥深さ、菌ギャグ…詳しくないのですが、笑っております！素敵な作品を読ませて頂いて幸せです…！ありがとうございます。 (2023年4月21日 23時) (レス) @page32 id: c550134bf4 (このIDを非表示/違反報告)
あさなさな(プロフ) - フネ55さん» こちらまでありがとうございます！粘菌の湿ったお話ですが、よろしくお願いします。 (2023年4月19日 0時) (レス) id: 4d4d65fc30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさなさな | 作成日時：2023年2月25日 13時
