【アオペラ】続 あやあや多めの反応集【綾瀬光緒】

勿体無いよ、 ページ27

生徒からの告白を『君は私なんかには勿体無いよ』と断ったら

綾瀬光緒
「“勿体無い”って何？そんなのAが決めるもんじゃねーですよ」
Aちゃんのどこか苦しそうな笑顔を見たら心から拒絶されているとは思えなくて、じゃあなんでそんな事言ったのかって怒る。「オレの一番大好きな人なんですもん、オレにとってはこれ以上ない相手に決まってまーす。………Aはそれでも嫌、？」って、今丁度欲しかった言葉を全部くれるから、つい甘えてしまいたくなる。



紫垣明
「なんでそうやって卑下するの。俺の好きな人を悪く言うのは流石のAちゃんでも怒るよ？」
Aちゃんが気を使わなくてもいいように、少し軽めに笑いながらこう言うんだ。それなのに、自分が振ったのに、どこか寂しそうにしているAちゃんを見て、Aちゃんの本心に触れたような気がして。明くんは咄嗟に言葉を紡ぐ。「もしかしたら不安にさせちゃうかもしれないけど、……俺を、選んでくれたら嬉しいかな」なんてAちゃんの片手を取って優しく包む。



是沢舞斗
「あー…そっか、そうだよな。悪りぃな、気ぃ遣わせちまって。」
拒絶だと受け取る。優しいAちゃんは嫌でもはっきりと言えないんだろうなって。けどそのAちゃんの方を見ると何故か今にも泣き出しそうで。自分がAちゃんにそんな顔をさせてしまったのかと思ったら居ても立っても居られなくなって「…嫌だったら殴ってくれ。けど俺は本気だから。」って強く抱きしめる。



鈴宮壱
「なにそれ。勿体無くなんかないよ。Aはそうやって僕の気持ちまで否定するの？」
なんでそんな事を言うのか分からない。嫌なら嫌ってはっきり言ってくれればいいのに。そんな怒りと悲しみが滲んだ声を聞いたAちゃんは『ち、ちが…！そんなつもりじゃ！』って泣き出してしまう。その態度でAちゃんが自分の事を嫌ってないってことを確信して、ゆっくり歩み寄る。そして優しく涙を拭って「Aは、僕が彼氏なのイヤ？」そう訊くからAちゃんも『…いやじゃ、ない』って溢しちゃう。

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