偉人の名言 ページ15
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私がジョングクに抱き着いて寝るような女になった?
ははっ、笑わせるな。
そんなの私の鼻息で華麗に笑い飛ばしてやるわ!
とか思いながらも。
皆が寝静まった頃を見計らって枕と目覚まし時計を抱えて私の代理とジョングクのいる部屋に立つ私はどうかしてるんだろうなぁ…
違うんだ、私は事実を確かめるだけ。
これで明日私がジョングクに抱き着いている状態だったら潔く認めよう。
ジョングクより早く起きて確認するためにちゃんと目覚まし時計だって持ってきたのだ。
ドアノブに手をかけて、音が鳴らないようゆっくりと回す。
「……お邪魔しまーす…」
約三日ぶりの自分の部屋、とは言えども。
「…暗過ぎて何の感慨も湧かんわ。」
見えない見えない見えない何も見えない。
…ガンッ
「っ、」
手を伸ばしてみると何かに小指をぶつけてめちゃくちゃ痛いし。
…ガンッッッ
足をすり足で動かしてみると、何か固いものにまたもや小指をぶつけるし。
「〜〜〜っ!!!」
足の小指は…よくない…っ!
ここでふと思い出した昔偉い人が言っていた言葉。
二度あることは三度ある、らしい。
…キュッッ
三度目。何か本?のようなものに足が滑って、
「…わ、わわわっ、」
予期せぬ攻撃に私の体は思いっきり前に倒れこんだ。
…ボフッ
………んん?床…じゃない??
とりあえず手をやみくもに動かすと、
左側に何やら人肌のぬくもりを確認。
……ジョングクじゃん、これ。
つまりここ、ベッドじゃん。
「おっしゃ、目的達成。」
神は結局私の味方だったんだね。
いざ枕と目覚まし時計を置くぞと意気込んだ所で、小指をぶつけた拍子にどこかへ落としてしまったのを思い出した。
……まぁ、目覚まし時計はこの部屋のどっかにあるから音は聞こえるか。
枕はもう諦めて、ジョングクとぴったりくっつくように側へ行く。
「……あったか…」
ジョングクの被っている布団の半分以上を私側に引っ張って、
多分私の方を向いて寝ているジョングクの首元に顔を埋めるように抱き着いて、
「…ふふ、ジョングクの匂いだぁ…」
ジョングクの匂いに包まれるように眠りについた。
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メイメイ - 読んでいてとてもドキドキしました!新作、楽しみにしてます、、、!! (2019年11月6日 19時) (レス) id: f3243f1c25 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» いえいえ〜!! (2019年1月4日 21時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 了解です!ありがとうございます!! (2019年1月4日 11時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Yukiさん» 全然いいですよ!?めちゃくちゃ嬉しいです!ありがとうございます!!私のボードかメッセージに何か送ってくれますか?そこでお話ししましょ!! (2019年1月3日 20時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 待ちます!!!待ちますとも!!!そして読みます!!!あと、もしよかったらなんですけど、、、占つくの中でのお友達になってもらえませんか?無理でしたら全然ふっちゃってくれてかまいません!!! (2019年1月3日 17時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メノン | 作成日時:2018年8月19日 9時