きむてひょんが37匹 ページ39
「ねぇヌナ！このライオンさんかわいい！」
ぶらりと入ったショップにあった大きなライオンのぬいぐるみを指差しながら興奮気味に話しかけてくるテテ。
「うんそうだね。ゆんちゃんヘリンちゃんのこと抱き締めてたね。」
「…ヌナ、ライオンさんだってば。」
「うん。逆ハーレムなんてくそだね。」
「…ああぁぁぁもう！Aヌナさっきからユンギヒョンばっかり！！」
テテが私の肩を掴んで揺らしてくる。
「ちょ、テテ、やめ、」
テテが私の肩を揺らす度に頭もガクガクってなってかなり辛い。
「なんなの！？ヌナってユンギヒョンのこと好きなの！？」
いや好きだからこんなにショック受けてるわけだけどね？
私テテペンだし。おそらくユンギよりの。
「や、ゆんちゃんのこと好きだけどっ、」
う、この微妙な揺れ具合、きもちわるい…
「テ、テの次くらいに好き、ゆんちゃんは、」
「…俺の次？」
ピタッ
とテテは私の肩を揺らすのをやめた。
「…俺が一番？」
「い、一番一番、」
ぅぷ…き"も"ち"わ"る"………
「…ふぅん…そっかそっか…ヌナは俺が一番好きなのかぁ…」
頭がこれでもかってくらい揺れて、吐き気を催しそうな私とは対照的に、どこか嬉しそうなテテ。
「…なんでテテそんなに嬉しそうなの。私今超気分悪いんだけど！」
「え、ヌナ気分悪い？大丈夫？休む？」
私の背中をさすってくるテテの手を、ええぃと払いのける。
「テテが私の肩揺らしまくったからだし！！」
あれほんと力任せにやるもんじゃないからね！？
「え、わ、ごめんなさい…あ、じゃあヌナ、俺がヌナの分のライオンさん買ってあげるからそれで許して？」
…私別にライオンさん欲しくなんか…
「…それとも俺とお揃いじゃイヤ…？」
「ううん。テテとお揃いがいい。もうどっちもヌナが買ってあげるから選んでおいで。」
テテとお揃いと聞くとすぐさまこんな調子のいいことを言ってしまう私の口。
「え！いいの！？ヌナ太っ腹ぁ！だーいすきっ！」
くるっと商品棚へ体を向けて
そこで何か思いついたのか、また私の方へ向き直って
「…へへ、俺もヌナが一番好き。」
少し照れ気味に私をぎゅうぅーっと抱き締めてパタパタと走り去っていった。
…かわいいかよ。
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佐藤 夏恋 - メノンさん» 夏恋もメノンさん好きです！更新楽しみにしてます (2018年10月7日 12時) (
レス) id: 11309aee17 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - 佐藤 夏恋さん» ありがとうございます！！可愛いですって！？そう言ってもらえて良かった…夏恋さん好きです！サランへ！！ (2018年10月6日 18時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 夏恋 - めっちゃ面白いです！テヒョン可愛すぎて…更新楽しみにしてます。いや、もうなんか、うん、ほんと好き← (2018年10月3日 22時) (レス) id: 11309aee17 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - バンタンさん» あえて主人公でなくハルちゃんを選択するセンス…好きです。現実逃避、お伴します！ (2018年10月2日 20時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - 谷桐さん» えっ、何ですかそれ羨ましすぎです！！なるべく早く公開できるよう頑張ります！！ありがとうございます！ (2018年10月2日 20時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メノン | 作成日時：2018年6月11日 19時
