きむてひょんが31匹 ページ33
現在8時53分。
少し早く着いてしまった私達は入場ゲートの前でヘリンちゃんとお兄さんを待つ。
ライオンさんライオンさんとうるさいテテ。
ちゃっかりマップの行きたいアトラクションに丸を付けてるゆんちゃん。
ナムジュンオッパとの結婚式を妄想しているハル。
すっかりツッコミ精神が板に付いてしまった私はいつもならこの無法地帯に一喝入れてるんだろうけど、
今はそれどころじゃないのだ。
「…あ、Aちゃーん！！ごめんね！ちょっと遅れちゃったぁ！」
…きたっ！！
慌ててテテの背中に隠れる。
「え、えーと、ヘリン？そちらは？」
珍しく焦ったような声のハルにヘリンちゃんが誇らしげに言う。
「ふふ、私のオッパ！カッコいいでしょ〜？オッパ！自己紹介！」
「あ、ヘリンの兄の…キムソクジンっていいます。大学生です〜はじめまして！」
きたきたきたきたきたっ！！！
…あ、やばいテテの背中にずっと隠れてたから出て行くタイミング無くした。
いつの間にかみんな自己紹介を終えていて1人静かに焦る。
「…で？テヒョン君の後ろにいるその子は？」
「あーもうAちゃんっ！何やってるの〜！」
急に声をかけられてびくびくしながらもテテの背中から顔を少しだけ出す。
「わ、出てきた。ふふ、」
あ、無理。
キムソクジン美男過ぎる。無理。
ぷっくり唇でニコッて笑った。無理。
いやもうほんとヘリンちゃんの下心見え見えの誘いに乗った甲斐があった。
「……キムAです。ちょっと写真撮らせてもらっていいですか。」
「しゃ、写真？えーちょっと照れるなぁ…まあいいよ！」
「ぅしゃっっ！」
「あ、あれ？ちょっとヌナ？ど、どうしたの？なんか目怖いよ？」
「あーテテ！邪魔！私は美しいソクジンさんを撮るんだから！」
テテを押し退けてスマホでパシャパシャソクジンさんを撮る。
「えー美しいソクジンさん？ははっ、もっと言って！！」
この発言…これぞキムソクジンだ！！！
いやもう好き。大好き。
「美男！ワールドワイドハンサム！お顔が国宝！キムソクジン最高！！！」
「そうだ僕はワールドワイドハンサムだ！！Aちゃん最高だね…！」
「こちらこそ…美しいお顔を撮らせていただき光栄です…！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1101人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐藤 夏恋 - メノンさん» 夏恋もメノンさん好きです！更新楽しみにしてます (2018年10月7日 12時) (
レス) id: 11309aee17 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - 佐藤 夏恋さん» ありがとうございます！！可愛いですって！？そう言ってもらえて良かった…夏恋さん好きです！サランへ！！ (2018年10月6日 18時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 夏恋 - めっちゃ面白いです！テヒョン可愛すぎて…更新楽しみにしてます。いや、もうなんか、うん、ほんと好き← (2018年10月3日 22時) (レス) id: 11309aee17 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - バンタンさん» あえて主人公でなくハルちゃんを選択するセンス…好きです。現実逃避、お伴します！ (2018年10月2日 20時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - 谷桐さん» えっ、何ですかそれ羨ましすぎです！！なるべく早く公開できるよう頑張ります！！ありがとうございます！ (2018年10月2日 20時) (レス) id: 12718eb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メノン | 作成日時：2018年6月11日 19時
