検索窓
今日:22 hit、昨日:3 hit、合計:754,225 hit

何度目の ページ43

私と目を合わせたまま顔を近づけてくるジョングク。





待って待ってジョングク。

もしかしてこれかなりやばい状況?



冷や汗が額を伝う。




何か喋ろうとしても言葉が喉でつっかえて何も言葉が出てこない。


ただ口をパクパクさせるだけ。








「………A…」



不意に開かれたジョングクの口から出た私の名前。



ただ名前を呼ばれただけなのに異様に心臓がうるさくなる。





もうすでに鼻がくっつきそうな距離。








ジョングクが不意に目を伏せた。





……こ、これはそういう流れ!?




きゅっと目を瞑る。









まぶたに柔らかい何かがあたる感覚。







………ちゅ







軽いリップ音が静かな部屋に響く。






ジョングクが離れた気配がした。




うっすら目を開ける。







「…………」




ジョングクは無表情で私を見ていた。



瞳にはひどい顔をした私が映されていて思わず目を逸らす。







「…ジョ、ジョング……」







………ちゅ





私の言いかけた言葉を遮ってジョングクがまたリップ音を響かせる。



今度はおでこに。









………ちゅ



鼻の頭。









………ちゅ



右のほっぺ。









………ちゅ



左のほっぺ。









「………A。」





「………俺のこと好きって言わないと…次はここにキスする。」





そう言って私の唇を指でなぞる。






「……っ…」




私を射抜くような視線に何かが込み上がってくる。





ここは嘘でも好きって言って阻止しないといけないはずなのに



手もいつのまにか掴まれていなくて逃げ出せるはずなのに






…これから起こるかもしれないことを期待してる私がいた。









「……A…俺のこと…好き…?」





私の頰にジョングクが手を添える。









「……………す、き」






「………ふーん…」




ジョングクが私から離れた




と思ったのもつかの間








…………ちゅ








何度目かもわからないキス。







………今度は唇に。









「な、なんで……」




「……そんなしてほしいって顔してる方が悪い。」







そう言ってまた唇を重ねてくる。





今度は角度をかえて何回も。






「…じょ…じょんぐ…く…」



合間合間になんとか声を絞り出す。







不意にジョングクが唇を離した。









「……これで俺のこと…ちょっとは意識してくれる…?」

やめて→←見捨てないでオッパ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (448 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1700人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 紅一点   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

メノン(プロフ) - 黄金うさぎさん» やだ、これから生態が変態にしか見えなくなるじゃないですか!←私もこのコメ見て爆笑しました笑 (2018年6月2日 16時) (レス) id: d1ae259122 (このIDを非表示/違反報告)
黄金うさぎ - ごめんなさいジョングクの生態記録がジョングクの変態記録に見えて1人で爆笑してしまいたした… (2018年6月2日 8時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - Misonoさん» ほんとですか!?ありがとうございますっ!!更新頑張ります! (2018年5月29日 17時) (レス) id: d1ae259122 (このIDを非表示/違反報告)
Misono(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!早く続きがきになります! (2018年5月29日 12時) (レス) id: 57db4b0bf0 (このIDを非表示/違反報告)
メノン(プロフ) - ARMYさん» やっとカムバですね!楽しみです!あのピコピコハンマーみたいなやつですよね(о´∀`о)可愛かったです〜。というか、ボードの方で話しませんか?コメ欄で会話はあまりよくないと聞いたもので… (2018年5月26日 23時) (レス) id: d1ae259122 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:メノン | 作成日時:2018年4月29日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。