うさぎマンネvsうさぎマンネの戦闘記

話を途中で遮るな ページ21

「…俺電話したいからちょっと待ってて。」


なんだ電話か。


「ん、分かった。」


私から離れて何やらコソコソと電話するジョングク。


別に電話しながら歩いてもいいのに。そんなに変な内容話してんの？


ピッ


お、終わった。




…と思ったらまた電話をかけるジョングク。



忙しいなおい。




くるっ


やっと終わったみたい。こっちにテクテクと戻ってきた。



「…A、マネヒョン迎えに来てないんだって。歩いて帰ろ。」


……は？？



どういうことだマネージャー。

てか歩いて帰るって言った？？ここから宿舎まで30分弱はかかるよね？？



「タ、タクシーでも…」


「ダメ。歩いて帰るぞ。」



…最後まで言わせろ！



「もぉー…分かったよ。さっさと帰ろう…」


とりあえず駐車場に出て、道路の方に抜ける。あぁ…周りにはこんなに車がいっぱいあるのに歩いて帰らなきゃだなんて…



無駄に足が長いせいで歩くのが早いジョングクに置いてかれないよう、せっせと歩く。もはや小走り。


駐車場を出ると、目の前を見覚えのある車が横切った。


…あれ？


ジョングクを見ると…なんか目泳いでる？気のせい？？


ツンツンとジョングクの服の裾を引っ張る。


「ねえ、あの車ってマネオッパの…」


「同じ車ってたくさんあるだろ。」


「ナンバーも同じだったような…」


「見間違いだろ。」


「運転してた人マネオッパみたい…」


「世界には同じ顔の人が3人いるっていうからな。」



…そんなに否定する？



「まあなんでもいいだろ。ほら、さっさと行くぞ。」



うやむやにしてスタスタと歩いて行くジョングク。


「え、置いてかないでよ！待って！」



なんか腑に落ちないけど…今はジョングクについていかなければ！こいつ歩くの早すぎ(白目)
実は走ってんじゃないの！？








……ゼェゼェ


ふぅー……はぁーー……



やっと宿舎着いた……


遠かった…そして疲れた…疲れた主な原因はクソうさぎが私のペースを考えずに先々歩いてったからだけどね！！



あれ？電気ついてないっぽい？



オッパ達いないの？



……つら。



「あ、俺また電話しなきゃ。A先入ってて。」


…ほんと忙しいな。


ドアの鍵を開ける。


ガチャッ



「ヒョン、いいですよ(ぼそっ」


「ん？ジョングクなんか言った？」








パァーーーンッ




「「「「「「Aハッピーバンタン加入デー！！」」」」」」



え！？何事！？

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